バグ再訪

実はこの日は二度目のバグだった。初めて来たのは2年ほど前だったかな。 職場の人が「柳ヶ瀬でライブやってる店を見つけた」というので試しに2人で訪れたのが最初だ。 その日は学生さんのバンドが出演。サークルのリサイタルといった雰囲気だったが、ちゃんと「ジャズ」 を演っていた。自分も学生時代にサークルでロックバンドをやっていたことがあるので、懐かしくなり、 一緒に行った同僚と「終わったらみんなに一杯づつおごろうか」などと話し合っていた。もちろん財布の 中身をみた瞬間に「また、次にしよう」という結論に達したことは言うまでも無い。なにせ彼らは大所帯 だったから。今思えばその晩の学生さんたちは「リーベ」だったに違いない。そしてバーテンは「まっちゃん」 だったかもしれない。

さてそれからはバグのことなどすっかり忘れて2年の月日が過ぎた。僕は毎晩仕事で帰宅が遅くなる 生活に嫌気がさして、今年の4月から、職場のそばに部屋を借り、岐阜での新生活をスタートさせていたん だけれど、ひょんなことからまた同じ同僚とライブを聴きにいこうという話が出て、今回はもう一人誘って 3人で訪れた。それがこの日、そう2度目のバグだ。スタート時のお客さんは我々のみ。ピアノトリオ+ヴ ォーカルという編成でみんな「大人のムード」を漂わせている。 前回とはかなり雰囲気が違う。演奏も素晴らしい。僕は十分満足して帰途についた。いい気分で歩いている 帰り道「近くに住んでるんだし、これならちょくちょくあの店行ってもいいなー、とりあえず来週も顔出し てみるか」なんて考えていた。しかしこれが僕のその後の岐阜生活を大きく左右することになろうとは・・・・。

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