北川’もーやん’秀生トリオ

もーやん

北川秀生(b)

北川さんはニューヨークを拠点に活動するベーシストで、日本に戻ってくるのは年に数回とのこと。 今回ははるばる岐阜までやってきてくれた。因みにニックネームは「もーやん」(会うと納得できます)。 そのコミカルな風貌とは裏腹に演奏はいたってアグレッシブかつ多彩である。
酒豪

木村秀子(p)

ピアノの木村さんは江戸は浅草近辺が活動拠点。北川さんが日本に帰ってきたときは、 必ずお声がかかるという、美人若手ピアニスト。彼女は自ら曲も書き、今日も何曲かオリジナル曲 をトリオで演奏した。そしてかなりの「酒豪」だ。
若い!

盛田高博(ds)

川崎が活動拠点であるドラムスの盛田さんは、なんと若干21歳の新進気鋭。後半は控えに回ったが もう一曲くらい聴きたかった。
(演奏中の写真がなくてゴメンナサイ)

1セット目はオープニングからピアノの木村さんのオリジナル曲が続く。1曲目はモンクっぽいユニークな曲だ。 かなり好みである(曲がね)。明らかにいつものバグの雰囲気とは違っておりお客さんも展開を固唾を飲んで見守っていた。 今夜のバグ、いつもと違うところがもうひとつあった。なんと司会進行役がいたのだ。その怪しいおじさんは、トリオの マネージャーさんだった。演奏はオリジナル主体で進んでいったが、北川さんはバグのレギュラー陣にはいない(?)タイプ だったので新鮮だった。僕はテクニックのことはわからないが、いつも見るのとは「何か違う」ことをやっていたような気が する。例えば、途中「シャンソントリステ」というクラシック畑の人が書いた曲を演奏したが、この曲は全編弓引きだった。 僕はこの曲にジョンルイスの「ジャンゴ」のイメージが重なってしまい、妙に気持ちよく聴けてしまった。 もちろん、フリーダムジャズダンス、ソーホワットなどの「有名どころ」も披露。ソーホワットでは、ドラムスの盛田くんが 長めのソロを取り、大いに盛り上がった。

さて、いよいよ2セット目。いきなりサンサーンスの曲から始る。「カッコー」である。 カッコーの鳴き声をベースでやるわけだが、カウンター席のお客様からそれにあわせて「カッコー!」の掛け声がかかる。 いつもと違うなりにみんな楽しんでいる様子だ。さらにテレビCMのヨーヨーマの演奏で一躍有名になったピアソラの「リベルタンゴ」。 まさかバグでこの曲が聴けるとは思わなかった。その後は、多彩なゲスト陣(?)と北川さんの競演となる。 ドラムスは「プリンス猿渡」、ピアノは「かんぺいさん」、レギュラーメンバーにバグのお客さんからも大きな拍手が飛ぶ。 そしてもう一人、お客さんだとばかり思っていた人が立ち上がりギターとアンプの準備を始めた。 「おっと、大好きなギターが聴ける、ラッキー!」と思い、曲を待つ。(ワクワク、ソワソワ) まずは「There Is No Greater Love」、バグではおなじみのスタンダードだ。マスターの4ビートも冴え渡る。 驚くべきは、客席から飛び入り参加のギタリストが、滅法いい感じのギターを響かせている、音質もバランスいい、フレーズもいい、 見た目も渋い。「なにこの人、すごいじゃない!」とママもビックリ。知らないということは恐ろしい。この方は偶然岐阜に遊びに 来ていた「原信夫と#&♭」のギタリスト、岩見淳三さんだった。これは打ち上げの時にわかったことだが・・・・。 こういうことがあるのでバグ通いはやめられない。

ゲスト陣

岩見淳三(g)

和歌山生まれ。法政大学ジャズ研のご出身で、現在は「原信夫と#&♭」のギタリスト。 奥様の弥生さんもジャズボーカリストで、お二人あるいはコンボでも活動しているとのこと。 来年の4月には岐阜で演ってくれると語っていたので楽しみである。
戻る