やっとかめ!

fukushima-san
「やっとかめやな〜」3Fから降りてきたマスターが福島さんの姿を見つけて声をかけた。 【やっとかめ】というのは「ひさしぶり」という意味で、この地方の方言である。 福島さんの前回のBAGUライブは6月20日だったので、ほぼ半年ぶりの出演ということになる。 たしかに「どえれーやっとかめ」だ。 ちなみ【どえれー】というのは「とても」とか「非常に」という意味の岐阜弁だ。 BAGUではいつもこのようなコトバが飛び交っている。 さて、今晩もまずは熱いトリオ演奏で福島さんを迎える準備を行う。 登場を盛り上げるため、バックの男たちがあらかじめ店内にせっせとJAZZを充満させておくわけだ。 カンペイさんは、暖をとるためか「ヘネシー」を1ショットオーダーして、それをピアノの上に 置いたまま演奏が始まった。うーん、絵になるなー。 「solar」「body and soul」ですっかり店内の隅々までJAZZが行き届いたところで いよいよ「やっとかめ歌姫」の登場である。 髪をストレートにしたせいか、いつもよりおとなしい感じに映ったが、 いざ歌が始まるといつもと変わらぬ眉間にシワをよせての熱唱を聴かせてくれる。 まずは「I Remember You」。やっとかめのご挨拶にはふさわしい曲だ。はたして僕が半年前もこの店の同じ席で 聴いていたことを覚えていてくれただろうか。その後、福島さんの18番「lover man」。3曲目はみんな大好き 「what's the wonderful world」。そして「our love is here to stay」で1セット目を締めくくった。

ソロ待ち美人 福島4 2セット目が始まると同時にカンペイさんから「何かリクエストない?」とふられる。普段からやってもらい たい曲は掃いて捨てるほどあるが、いきなりふられると出てこない。小さな非常口に大勢の人間が押し寄せて 一人も出られないような状態か。ちょっと間口をひろげたら「there is no greater love」がぴょこっと顔を出した。 さて、福島さんは2曲目から登場。「stardust」「angel eyes」と続く。福島さんはバックのメンバーがソロをとって いる時の姿がいい。しっとりと穏やかな表情でソロを聴く「ソロ待ち美人」だ。さて、次のBAGU出演はいつになるか、 もしかしたら今度は冷房の効いた部屋で「やっとかめ!」なんて言ってるかもしれないなー。


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