Relaxin’ at BAGU

泉4

泉さん BAGUのレギュラー陣は厄年前後のミュージシャンが多い。今日も演奏前のひと時、そんな話で盛りあがっていた。 泉さんは今年後厄、カンペイさんはやっと厄が取れたところ、飯沼さんはまだこれから、そういえば先週の浦田さん、川野さんも 本厄に突入している。カンペイさんなどは、中部地方のミュージシャンの厄を一手に背負ってしまったのではないか、 というくらいひどい厄だったそうだ。僕はまだ先だが、こういう話を聞いているとしっかり厄除けに行っておこうという気にさせられる。 会社にも前厄に突入した途端に、相次いで車のトラブルに見舞われたり、ものが壊れたりしている人がいる。今度厄除けを薦めておこう。 カウンターで、マスターを交えてそんな話をしながら泉さんはホットコーヒー、カンペイさんは焼酎「宝海」を飲みつつすっかりリラックスムードだ。 これがレギュラーライブのイイところでもある。泉さん以外は岐阜の住民で、しょっちゅう一緒に演奏している。泉さんだって月に一度必ず岐阜に やってきてくれるレギュラー中のレギュラーである。よってリハーサルなどは一切不要、興が乗ってきたらマスターの合図で皆おもむろに ステージに向かう。今日もそうだった。カウンターでのリラックスムードをそのままステージに持ち込んだようないい雰囲気で1曲目「beautiful love」が始まった。 今日はステージと客席の距離が近く感じた。僕にとっては演奏前のジャズメンの会話はある意味バースのようなものかもしれない。 今日のバースのできからするとステージ上ではかなりイイ「テーマ」が聴けそうだ。 「2曲目はブルースやります」。泉さんは消え入るような声でボソッとMCをいれた。曲紹介とメンバー紹介は一切無し。これがまた渋いのだ。 そして緩急自在のこれまた渋いブルースを聴かせてくれた。1セット目ラストは「there will never be another you」。 今日は「yeh〜」と声をかたくなる場面が多い。ぼくがいつもよりリラックスしているせいもあるが、それだけ演奏に訴えかけてくるもにがある ことも確かだ。2セット目も期待できる。ステージからカウンターへ、泉4はまたリラックスを持ち帰ってきてくれた。

そしてしばしの休憩タイムの間もたわいもない話で盛り上がり、再びマスターの「さあやろか!」という一声で2セット目がスタート。 瞬間的に泉さんのギターで聴いてみたい曲が思い浮かんでステージに向かう泉さんの背中越しにリクエストした「my one and only love」が 2セット目の1曲目に採用された。リクエストというのは「何かリクエストない?」と聞かれるとなかなか出てこないものである。 やはりその時の雰囲気の中で自然発生的にフッと浮かんできたメロディーを素直に要求するのがいいみたい。 そうすると大抵はその気持ちに呼応するかのようにいい演奏を聴かせてくれる(はずだ)。この日の「my one 〜」も期待をはるかに上回る すばらしい1曲となった。うれしい限りである。そのまま夢ごこちでラストの「lover man」まで酔わせていただいた。この日の演奏は、 泉さんも「楽しかった。面白かった」と高く評価していて、その楽しさはこちらにも十分伝わってきた。こういうことがあるのでレギュラーライブも 聴き逃せないのである。

泉さん 岐阜のジン
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