でました!ソプラノ

浦田4

飯沼さん 浦田さんは、高校教師である。よって、BAGUのライブには学校が終わってからかけつけることになるわけだ。 今日は時間ぎりぎりに岐阜に到着したらしく、ついついお隣のメルサパーキングの前のスペースに路上駐車して BAGUにかけ込んだらしい。メルサパーキングはミュージシャンやお客様が頻繁に利用する駐車場で、管理人の おじさんもBAGUのミュージシャンには理解があり、友好関係を保っている。パーキングの終了時間(22:00)が 近づくとわざわざ「そろそろ閉めるが利用者はいないか」という確認電話をかけてきてくれるくらいである。 ところが今日は、「前に停めてるのは誰だ!すぐどけろ!」とかなりの剣幕でお叱りの電話を頂いたらしい。 慌てて浦田さんが現場に急行すると更に懇々と怒られたとのこと。とんだ御難である。友好関係はどこへいってしまったのか? ママは言う。「黙ってとめたからよ」と。そうか、おやじさんはメンツを重んじる昔気質の仕事人。いくら馴染みのBAGUの ミュージシャンといえども「断り無く」停められると穏やかでないということか。僕らも気をつけなくてはいけない。 さて、まずは「it could happen to you」でスタート。そして、立て続けに「beautiful love」を演奏。 浦田さんは上下ともホワイトで統一したラフで涼しげな格好で、涼しげな顔で、涼しげなテナーを吹く。 お隣のカンペイさんはTシャツ一枚でフロントは既に夏模様。3曲目、浦田さんはテナーを置いてソプラノに持ち替えた。 おやっ、僕の知る限りBAGUでの浦田さんの「持ち替え」は初めてである。わくわくしながら曲を待っていると、 優し〜い音が響いてくる。ソプラノBAGU初演は「stella by starlight」だった。 ステージも客席も和らぐレギュラーライブらしい1曲。お次は何と「ミーシャ」の曲にトライするという。 「everything」かな?と思ったが、そんな定番はジャズメンの好むところではない。浦田さんのお眼鏡にかなったのは 「believe」という曲。初めて聴いたがソプラノの響きが実にいい。ミーシャらしくドラマチックに盛り上がっていく 展開のなかバックに彼女の声が聞こえたのは幻聴だったか・・・。 今度僕もオリジナルを聴いて、「あっ、浦田さんのビリーブだ!」と叫ぶことにしよう。 1セット目最後はこれまた意外な曲「mr. sandman」。コーデッツの綺麗なコーラスが懐かしいが、 テナーで聴くのは初めて。曲想が失われることなく粋なジャズと化しており、再びテナーに戻った浦田さんも 軽快にスイングしていて楽しそうだ。カンペイさんの明るいピアノもノリノリである。

小酒井くん 「i remember april」、再びソプラノを持って2セット目スタート。今日は、「鳴り」がいいのか好んでソプラノを吹く。 因みに、本日のベーシストは久々の飯沼さんである。「四日市の刺客」師岡さんは、お風邪を召されてダウンしてしまったらしい。 いつものように眉間にしわを寄せて、ググット演奏に没頭する飯沼さん。今日も活きのいいソロを展開してくれた。 華々しく始まった2セット目の2曲目は「all the things you are」。まだまだソプラノを離さない。 いっそ今日はこれで通してもらおう。ソプラノの「all the things 〜」は、なかなか味があってよい。 今日もいつもの如く小酒井くんと相方くんがカウンターの定位置でスタンバッていた。そして小酒井くんは、緊張の面持ちで ステージ後方に腰掛け、浦田さんの演奏を聴きながら「心の準備」に入っている。相方くんは応援団長としてカウンターでその様子を 見守る。3曲目に出番がやってきた。今月の課題曲は「blue bossa」、前回はステージ袖で見守っていた浦田さんが 今回は客席まで下がってきて、お客様と化している。ステージ上は強力なサイドメンを擁した「小酒井裕明カルテット」の一丁あがり。 「インターネットで世界に発信されているミュージシャン、小酒井くん〜」と紹介されたが、今日もこうして発信されようとし ている。カンペイさんと入りの部分をちょっと打ち合わせして、戸惑いながらも無事にテイクオフ。 そのままバックの演奏にのっかる形で力強く吹き進んでいく。演奏前に、「スローボッサって一番苦手なんですよ。ヤバイッす」 と言っていたが、なんとかこなしている。相方くんもここぞとばかりに声援を送り、店内は最高潮! 今日も無事に課題をクリアし、ホッとした面持ちでカウンターに戻ってきた。お疲れ様。さて浦田さんがお客様から再びミュージシャンへ。 ラストは「what a difference a day made」を「テナー」で吹いて締めくくった。そしていつものようにクロージングに突入。今日は 「now's the time」であったが、その演奏をバックに浦田さんがメンバー紹介をするわけだ。いつもならメンバー紹介後、再びテナーを 持ってワンコーラス吹き、「でした〜」って感じで終わるのだが、今日はテナーの代わりに「マイク」でそのままスキャットが始まった。 最後の最後に予想外のサービス(?)が待っていた。ここで客席ももうひと盛り上がりして本日のライブ終了。 僕は以前「i'm gonna sit right down and write myself a letter」を歌う浦田さんを確かに目撃している。 これはもしかしたら「次回、歌ありますよ」という暗黙の予告編かもしれない。ますます聞き逃せなくなった。 そして小酒井くんの次回課題曲は「without a song」、いよいよロリンズに挑む。乞うご期待。

カンペイさん プリンス
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