Happy Wedding for ・・・

三槻さん&麻衣ちゃん

4月に続いての三槻さんライブだ。もちろんCDメンバー揃い踏み。BAGUは、いつにも増して熱気ムンムンである。 今回のツアーにはある大事な行事への出席がスケジュールされていた。三槻さんの歌の生徒でBAGUのハウスヴォーカリストとして活躍する 百本麻衣さんと、同じくハウスピアニストである新谷卓也くんの結婚披露宴である。その大事な宴は前日24日に執り行われ、 今夜は新婚2日目というほやほやの新谷夫婦が「スペシャルゲスト」として客席でスタンバッている。

1.my funny valentine (trio)

まずは後藤浩二トリオの演奏。後藤さんのピアノを聴くのはひさしぶりだ。ざわついていた店内も北川さんのソロのあたりで スーッと自然にステージに集中しだした。三槻さんも3階の控え室でリズムをとりながら準備万端整えて今や遅しと出番を 待っているに違いない。10分を超える熱い演奏に店内はすっかりいいムード。こちらも受け入れ準備完了だ。

2.how about you

お馴染み「ご挨拶代わり」のこの曲とともにに三槻さんが登場。 この曲を聴くと何故かワクワク感が体を走る。三槻ワールドの入り口、これから楽しいことが待っている。そんな感覚だ。 僕はこの感覚を4月のBAGUライブで刷り込まれた。今日は前回にも増して楽しいことが待っていそう。

3.agua de beber

いきなり大好きなブラジルものが飛び出した。もちろんポルトガル語。「おいしい水」ならカウンターにいっぱい並んでいる(笑)。 「おいしい水」を耳と舌で楽しめるなんて幸せだ。あまりにおいし過ぎて翌日大変なことにならないように 気をつけなければ・・・。

4.just one of those things

これまたお得意のポーターのスタンダード。純粋に好きな歌である。 バースから丁寧に歌い綴っていく三槻さん。そして北川さんのベースラインがまた堪りません。 みなさん、演奏してて気持ちいいだろーなーとつくづく感じる1曲。 これが次のCDに入ってくれたらうれしいなー。

5.my favorite things

いわずと知れたCD収録のスタンダード中のスタンダード。 三槻さんは何百回歌ったことだろう。 これはある意味新谷くんの歌である。「麻衣(my)が好きなもの」・・・失礼しました(反省)。

6.i've got you under my skin (vo : mai-chan)

さて、ここでスペシャルゲストが登場。新谷麻衣さんである。BAGUでは毎月第一土曜日に ハウスヴォーカリストとして歌を聴くことができる。この時、バックでピアノを弾いているのが 旦那さまの新谷卓也くん。BAGUから生まれたナイスカップルだ。披露宴では猿渡さんが 乾杯の音頭をとったとのこと。この曲は、三槻さんに習っていた曲。 心技体とも充実しきった彼女は最高のサポートを得てのびのびと師匠にその成果を披露。 彼女よほど気持ちよかったのだろう、歌っている間ずっと目を閉じてうっとりした笑みをたたえていた。

7.i can't give you anything but love & pennies from heaven

ここで即席デュエットをひとつ。師弟の競演だ。麻衣ちゃんが「i can't give you 〜」を、 そして三槻さんが「pennys from 〜」を「同時に」歌うという変わった趣向。 コード進行が同じらしい。楽しいDUOに自然に体が動く。 このデュエットを聴いて「5つの銅貨」という古い映画を想い出す。その中では主題歌「the five pennies」を ダニーケイが、「lullaby in ragtime」をサッチモが同時に歌っていた。

8.time after time

この曲は、麻衣ちゃんが前日の披露宴で歌った曲。そしてかつて麻衣ちゃんと新谷くんのバンドが「吉祥寺アマチュアジャズフェス」で グランプリを獲得した思い出の曲でもある。今日はその時のベーシスト田中領くんももちろん客席でライブを楽しんでいる。 三槻さんは、この曲をバラードでお二人にプレゼント。

9.summertime

ここで季節ものが歌われた。果たしてこの夏、何回この歌を聴いただろうか? 百人百様のサマータイムがある。残暑厳しいこの岐阜の夜、三槻さんによるこの子守唄は、ミディアムテンポで小粋に歌われた。

10.Rio after dark

うーん、懐かしい。アナ・カランの歌が思い出されるこの曲は、アメリカ人(チェスキーレーベルのオーナー、david chesky)によって書かれたサンバ。 英語だけど、かなりイケてます。ブラジルの楽器「クイーカ」を真似て(ある意味ゴン太くん)リオの風を店内に振りまく三槻さん。 大サービス、9曲も歌ってくれて豪華にワンセット目が終了した。


麻衣ちゃん
新婦の麻衣ちゃんです。
新谷くん
新郎の新谷くんです。

1.satin doll (p : shintani-kun)

2セット目は、スペシャルゲスト第二段。新谷くんが後藤さんに代わってピアノへ。リーベ出身の心臓内科のお医者様。 そしてピアノもかなりの実力派。先の吉祥寺ジャズコンテストで全国から集った腕利きアマ・ジャズメンのなかで最優秀ソリスト賞を獲得している。 期待のピアニストなのだが、いかんせん本職が忙しいのでなかなか演奏に時間が裂けないでいるようだ。今日は、そんなフラストレーションを 吹き飛ばす日だ。まずは、三槻さんのバックでやさしく歌伴を担当。

2.solar (trio)

続いては、三槻さんが下がり、新谷くんを全面的にフューチャーしてトリオで一曲。理想的なリズム陣を従えて、彼も麻衣ちゃんと同じく心技体の 充実ぶりをその演奏によりアピール。胸のすく1曲だった。

3.'s wonderful

後藤さんがピアノに戻ると再び、麻衣ちゃんがステージへ。ご夫婦入れ替わって小気味よいスタンダードが始まる。 1セット目にも増して、麻衣ちゃんも店内も乗りに乗っている。バックにソロを渡す時、「後藤さんお願いします」「北川さんお願いします」 「猿渡さんお願いします」と丁寧にお願いするところが実に初々しい。こんなお願いされたらおじさんたちもはりきらないわけにはいかない。

4.estate

ひたひたと足音をしのばせて近づいてくる「秋」を思わせる1曲。 CDナンバーの中でも好きな曲だ。何度聴いてもよいものはよい! 店内、シーンと静まりかえり三槻さんの歌を味わう。曲の静かさと、終わった後の拍手、歓声の大きさのギャップがこの演奏の完成度を如実に 物語っている。

5.honeysuckle rose

北さん独り占めタ〜イム。北川さんのベースと三槻さんの歌で、小粋なスタンダードをおひとつ。途中からドラムとピアノが入り、店内では お客様がハンドクラップで参加。相変わらずアイディア満点のベースソロをさりげなく披露する北川さん、今もっとも脂の乗った、大トロの ような美味しいベーシストだ。

6.tenderly

後藤さん独り占めタ〜イム。今度は全編DUOで、これまた秋を連想させる名曲をおひとつ。 「楽しそうに歌ってますけど、結構寂しい時だってあるんですよ。やさしい人に出会いたい」ポロッと本音を漏らす三槻さん。 後藤さんのピアノが美し過ぎる。かつてスタン・ケントンとジューン・クリスティがやはりデュオで吹き込んだ「duet」 という名盤があったが、このお二人にも是非お願いしたい。次のアルバムで1曲どうですか?

7.this could be the start of something big

もう、書くまでもあるまい。猿渡さん独り占めタ〜イムである。頭のワンコーラスのみドラムとのデュオだ。 伝家の宝刀、ブラシを駆使してスウィングしまくるドラムに乗せられて、お客様もほぼ全員が体をゆすっている。 まるで店内が揺れているようだ。この曲に歌詞があったとは知らなかったがが実に楽しい。そしてまさに猿渡さんのドラムに ビッタリの曲。うーん、これも次のCDに欲しい曲だ。こんなことを書いていると次のCDが4枚組くらいになってしまう。 ちょっとは我慢しよう。この曲は次の次のアルバムということで手を打ちましょう。

8.morning

これは、三槻さん自らCDに入れたいと宣言した曲だ。このラテンナンバーも僕のお気に入りのひとつ。 果たしてこの曲のバックで俊三さんは吹くのか?どんなラッパを聴かせてくれるのか? 楽しみは尽きない。

9.be my love

これはまた渋いスタンダードが飛び出した。1セット目に歌われたtime after timeと同じくサミーカーンの佳曲だ。 このバラードは仰々しく熱唱するのがよい。三槻さんの情感こもった語り口により、この曲のよさが十二分につたわってきて ちょっとホロリときてしまった。

10.day by day

ラストは、おっとまたまたサミーカーンの名曲だ。でも9.とは逆で、これ以上ないかと思うほど賑やかな演奏となった。カウンターのママさんがとくに絶好調。 「イェー!フー!」手拍子、掛け声で店内を先導する。もー店内は異様な雰囲気。いやだー、これで最後の曲だなんて 絶対にいやだー!

11.root 66 (an encore)

アンコールは麻衣ちゃんが再びステージへ。三槻さんと並んでホントのラストを締める。 師弟の掛け合いが素晴らしい。店内の興奮はますますヒートアップ。前回はCDのゴスペルナンバーでクールダウンして 終了したが、こういうノリノリで終わるのもまたよい。


猿渡さん
今日は間違いなくプリンスです!
後藤さん&三槻さん
後藤さんとのDUO、最高

今日は、まさに新谷夫妻の披露宴3次会という感じであった。しあわせな二人である。 これからも月一でBAGUに出演してくれるであろうお二人は、今までとは違い同じ場所から来て同じ場所に帰っていく。 BAGUが生んだベストカップル・・・彼らの未来が輝かしいものになることを切に祈るのみだ。 打ち上げも、かーなり盛り上がった(当然です)。三槻さんともお話させてもらい「生」で面白い話が一杯聞けた。 しかしこのCDメンバー&プロデューサー(大野先生)はよく酒を飲む。僕は後藤さんの地元九州の芋焼酎でもうベロベロ。 翌日の会社のことを考えて泣く泣く中座。でも、こうして思い出しながらライブメモを書いていると、もういてもたっても いられなくなり、今すぐにでもまた三槻さんの歌が聴きたくなる。次回はいつだろう。今度は翌日に休暇をとって臨むことにしよう。

北さん&三槻さん
北川さん独り占め中
打ち上げ
打ち上げ、かなり盛り上がってます

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