交流試合

メジャーリーグ

厳しい残暑が続くなか、今日もBAGUへ。浦田さんのこのバンドは、いつものことながら共演希望者が多い。 本日も小酒井くんをはじめ、様々なプレーヤーたちが虎視眈々と出番を待っている。いみじくも浦田さんは、彼らを 指して「2軍の人たち」と表現した。そう、彼らは1軍スタメン入りを夢見て日夜鍛錬する2軍の選手、そして 浦田カルテットはもちろん1軍。大リーグでいえば浦田4はメジャーリーグ所属、小酒井くんたちはマイナーリーグ所属 ということになる。今日はさしずめメジャーとマイナーの交流試合。皆この共演に刺激され、ますますメジャーへの想いを 強くするということだ。

浦田さんと彼らの関係は、決して「師弟」ではない。レベルの差こそあれ、あくまで対等なミュージシャンとして接する。 「今度、これやろう」という具合に課題曲らしきものが提示されるが、どう料理するかはすべて2軍選手の手にかかっている。 それだから聴いている方は面白いのだ。浦田さんが「もう一人」できあがってしまっては逆につまらない(笑)。 浦田さんの本職は高校教師だが、こうしたBAGUでのメイナーリーガーたちとの交流を見ていると、なんとなく本職の現場が 想像できてしまうので不思議だ。

= 超メジャー級プレーヤー現る! =
いつものように1セット目はメジャーリーガーたちがその実力を思う存分見せ付ける。 お得意の1.そして2.を気持ちよくブロー。もちろん聴いている僕らも至極気持ちいい。 3.の途中で来店されたお客様がいた。「北川さん」だ。超メジャー級の突然の登場にみんなビックリ。 同じ楽器のモロさん、ちょっとビビリ気味か・・・。ところが、北川さんはこの日と翌日は完全オフであった。 2日前に大阪で寺井尚子さんのラジオ番組にゲスト出演し、オンエア用に生で寺井さんとのデュオを録音するという まさに超メジャー級の仕事を終えてオフに入ったという。 カウンターに座るなり、「今日はやらないよ!」と釘を刺した。そう、売れっ子になればなるほど簡単に オフなど取れないのが業界の常。このオフも自ら計画的に捻出したものだった。オフと決めたら「ビタ1音」出さない、 それがたとえお遊びの飛び入りでも・・・・これがプロである。


first set

1.it could happen to you
2.recorda me
3.i'll be seeing you
4.linbo (wayne shorter)
浦田4
メジャーリーグの面々

小酒井くん
マイナーリーグ、サックス代表

second set

1.easy living (kosakai-kun (as))
2.what a difference a day made (ume-san (vo))
3.i can't give you anything but love (ume-san (vo))
4.ladies in Mercedes (steve kuhn)
5.on a clear day

2セット目、交流試合のプレーボールだ。まずは、最近BAGU以外でも浦田さんと練習をしているという小酒井くん。 テナーの調子が悪いということで今日はアルトを持参していた。 彼は他にソプラノも持っているらしい。今日は、吹きなれないアルトでちょいと不利な状況だが、バックのメジャーのおじ様たちの 優れたサポートにより何とか形になった。こらが交流試合のいいところでもある。そして、お次はウメさんがステージへ。 浦田さんは小酒井くんからアルトを奪ってウメさんのバックへ。浦田さんのアルトはBAGU初公開かもしれない。 課題曲の3.では、ちょっと譜面に不備があったらしく思い描いていた歌唱ができなかったと悔やんでいた。 ヘコむ必要まったく無し!いきなりダイナ・ワシントンのようには歌えないよ(笑)。ママからアンコールの声が上がり、 得意の3.で名誉挽回。大声援のなか彼女はステージから降りた。 ウメさん
マイナーリーグ、ヴォーカル代表

再び、メジャーのみで2曲演奏して、本日のライブは終了。川野さんが、首にタオルを巻き、汗ぐっしょりの姿で 戻ってきた。相変わらずの熱いプレーで、毎回期待を裏切らないこの人は、浦田バンドでは「熱源」と言われていた。 言いえて妙とはこのことか。しかし、言い換えれば川野さんがこのカルテットのエネルギーになっているということだ。 夏涼しく冬暖かいこのバンド、これからはどんどん「熱」が恋しい季節になっていく。

打ち上げで、2軍の人たちと今日の演奏について話をしていたら、カウンターで静かに演奏を聴いていたお客様が、 小酒井くんにアルトを借りて、軽くスケールを吹き出した。おやっ、この人もプレーヤーだったんだ・・・。 なかなかのテクニシャンである。ひょっとしたら浦田軍団にまた新たなマイナーリーガーの加入か。 ちょっと期待しつつ、次回を待つことにしよう。

川野さん
川野さん、まさに熱源!
??さん
謎のテクニシャン現る!


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