For Musician’s Only

泉4

泉さんは少々日焼けして精悍になっていた。おのおのステージのセッティングを終えてカウンターの低位置へ落ち着く。 泉4の本当の意味でのワンセット目はこのカウンターでの内輪話なのだ。この話は僕にとっては上質の肴である。 さりげなくひっそりとイイJAZZが聴けるのがこのカルテット。 これは非常にお得なライブである。ジャズメンが純粋に自分たちが楽しむために演奏する。 そんなライブに立ち会うのはファンとしては至福の時間だ。 今晩も玄人好みの渋いライブとなることは間違いない。

この季節、誰もがそうであるように泉さんも涼しげな演奏を頭に持ってきた。 ジョビンのボサノバだ。岐阜は9月に入ってからも35度を超える猛烈な残暑が続いている。 8月後半の方が涼しかったくらいだ。そう、まだまだボサの賞味期限は切れていない。 特にボサノバのリズムはジョアン・ジルベルトがギターによって生み出したもの、すなわち ギターはことボサノバにおいては花形楽器ということになる。今日はいつもの泉さんとはちょっと異なった 「ボサノバギター」を披露してくれた。2.ではいつも通りの濃いブルースを持ってきた。 そして十八番の3.で締める。3曲であるが、それぞれ10分を越える熱演だ。


first set

1.look to the sky
2.big blues
3.softly as in a morning sunrise
飯沼さん
このコンビ、BAGUでは定番です

泉さん&猿渡さん
猿渡さん、渋く渋くイッてますよー!

second set

1.i thought abot you
2.alfie's theme
3.i remember Cliford (duo)
4.????? (bossa nova)

今日は実はマスターが絶不調。原因は夏風邪である。もの凄い声になっていた。 まあ、ヴォーカリストではないので何とかステージはこなせるというわけだ。 どのくらいの風邪かというと、「まる3日、一滴も酒を飲めないくらいの」ひどい状態らしい。 これにはビックリ。マスターの肝臓が一番ビックリしたのではないだろうか。

「おい、最近全然アルコールが流れてこないなー」
「こんなの何年ぶりだろー、あー暇だー」
「これじゃ商売あがったりだよ、まったく!」

マスターの肝臓さん、いつもご苦労さまです。今日はちょびっと飲んでますので、またいつものように 分解してあげてくださいね。

2セット目は面白い演奏が飛び出した。マスターと泉さんが完全に下がって、カンペイさん、飯沼さんの デュオで3.を演奏。演奏後、「いやー、酔っ払ってるときにこの曲やったらアカンなー」と一言。 なにやらコードがひっちゃかめっちゃかになってしまったらしい。聴いてるほうは十分いい演奏に思えたが、 ジャズとは難しいものだ。シブーいライブは、再びボサノバでエンディング。 今日も4人が4人とも「えー、演奏やったー」と漏らす好演となった。

カンペイさん
今日はなかり出来上がってます(笑)
泉さん
泉さんのMCです。マイク持つのは珍しい?


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