猿渡レスふたたび・・・

浦田さん

本年最後の浦田さんはマスター不在のため必然的に猿渡レストリオとなった。 ベースの吉岡直樹 さんは名古屋方面で活躍する若手プレーヤーで、BAGUは初登場とのこと。 客席に目をやると、浦田ライブの準主役である「浦田塾」塾生主要メンバーもほぼ全員集合しており、 セッションに向けての準備も万端だ。さらに今日は美濃「アンジェロ」のマスターで、ジャズピアニストでもある 古田さんも半年ぶりのご来店。まさに役者がそろい賑々しく1セット目がスタートした。

今日も渋めの選曲で攻めてくるこのドラムレストリオ。客席のおしゃべり、注文を聞くバーテンの声、皿を洗う音、 そしてトリオが放つ優しいトーンが妙に融和して、この上なく気持ちのよい空間が出来上がっていく。 大野俊三ライブが行われた2日前のいわば「よそ行き」のBAGUから、「普段着」のBAGUに戻った瞬間だ。 いつものメンツにいつものギャラリー、そして慣れ親しんだ音は真にリラックスできる僕にとっては癒しの場。 こういうレギュラーなライブが幾重にも積み重なってBAGUの歴史は紡がれていくのだ。


first set

1.it could happen to you
2.child is born
3.speak low
4.in a mellowtone
5.stella by starlight
小酒井くん
もはや古株塾生?小酒井くん。

古田くん
吉岡直樹さん、古田さんは旧知の仲

second set

1.softly as in a morning sunrise
 (kosakai-kun(ts),furuta-san(p))
2.manha de carnaval (nakagawa-san(as)
3.all of me (ume-san(vo))
4.white christmas
5.everything i love
6.body and soul
7.cool struttin' (+ nakagawa-san(as))

緊張のセッション開始
「さあ、始めようか!」、今日も塾長のこの一言で2セット目のセッションタイムに突入していく。 塾生に緊張が走る瞬間だ。「じゃあ、小酒井くん行って!」と言ったっきりカウンターに下がってしまう浦田さん。 まずは小酒井くん(ts)、古田さん(p)、吉岡さん(b)の若いトリオで1.を。 「ドラムがいないと心細い」と心配していた小酒井くんだが、セッション仲間である古田さんの好サポートを得て 「猿渡レス」という難しい局面を無事に乗り切った。「音がまろやかになってきたね」という塾長のありがたいお言葉 を背中で受けとめながら安堵の表情を浮かべてカウンターに戻ってきた。
謎のテクニシャン、ベールを脱ぐ!
それは8月28日の浦田さんライブの時だった。あるお客様が演奏終了と同時に浦田さんの所に歩み寄り熱いSAX談義を始め、 帰り際に小酒井くんのアルトを手にして流暢にちょっとしたフレーズを吹いて去っていった。それが中川さんである。 以来、浦田さんのライブの日は必ずご来店。そして先の塾生強化合宿にも参加。そして本日いよいよBAGUデビューまでこぎ つけたというわけ。中川さんは既にかなりの経験と実力をお持ちのようで、まったく臆することなく飛び入りステージをこなして いるように映った。綺麗な音色で黒いオルフェを奏でる姿は実に堂に入っている。ラストの7.で浦田さんの

  『じゃあ、自由参加でやりましょう。どんどん出てきて!』

という誘いに応じたのは、結局中川さんだけだった。「チャンスはすべてものにする」そんな気概さえ感じられる。

来たれ!歌姫たち!
2番手はウメさん。お仕事が多忙で前回来れなかった彼女にとっては、2ヶ月ぶりのセッション となった。今日は新レパートリー(?)の2.をひっさげて久々のステージへ。 ちょっと硬くなってる感じがしたが、何とか完唱。勉強熱心なウメさんは、いつも自分の歌を録音して持ち帰り、 復習(?)を欠かさない。果たして今晩の自己採点やいかに! 塾長はウメさんに「次回、もう一回この曲でいこうか」と声をかけた。 来年はさらなる完成をめざすことになる。 このように浦田塾では管だけでなくボーカリストの育成も行っているのだ。

さて、客席では浦田塾を盛り上げていく上で絶対にかかせない稀有の人材「タケダさん」も大声で応援に加わっている。 僕はタケダさんに「BAGUの広報部長」と呼ばれているが、タケダさんはたとえるなら「浦田塾の宴会部長」である(笑)。 果たしてタケダ氏のステージデビューはいつか!また新塾生が現れるのか!現塾生たちの次の一手は何か! ますます興味が尽きないこのライブ、来年も要チェックである。

ウメさん
今日はシンレパートリー持参。ウメさん。
中川さん
BAGU初演にしてこの実力!中川さん。


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