「音」のコンビニエンスストア

学さんトリオ

ご夫婦、それぞれの岐阜入り
今日の学さんは昼間に岐阜大学ビッグバンド「ニュースターズ」でクリニックを終えてからのBAGU入りであった。 そして、カウンターには「夜はBAGUに集結せよ」という先生直々の指令に応じてニュースタの若手3名が座っている。 学さんはどんな風に彼らを指導しているのだろうか。非常に興味のあるところ。

一方、奥様チカさんは電車で岐阜入り。JR岐阜駅からウインドウショッピングをしながら歩いてきたという。 当然迷いながら(笑)。何故か電車で岐阜にくるミュージシャンが迷子になるケースが続出している。 皆さん迷子になったら慌てず騒がずその場所に立ち止まり耳に手を当ててもらいたい。 喧騒の彼方から聞えてきませんか、

  「ガハハハハハハハハハハハ!」

これが聞えればしめたもの。その声が聞える方に向って歩いてゆけば、いつの間にかBAGUに着いているはず。

12月はとんな月?
突然ですが、古典のお勉強です。6月は水無月、10月は神無月、では12月は?

  正解 : 「猿無月」(さるなづき)

本日は、先週に引き続き「猿渡レス」のトリオ編成。12月というのはミュージシャンにとってはまさに かき入れ時で、マスターもご多分に漏れず日夜ライブに飛び回りBAGUにいることが極端に少ない。 ということで柳ヶ瀬では12月のことを「猿無月」と呼ぶ。世間一般には「師走」と呼ばれているようだが・・・。

僕の好きなオリジナルの2.なども、ドラムレスで演奏するのは初めてとのこと。 その出来をご自身で「中年の男3人の微妙な会話」と形容する学さん。ニュースタ若手、思わず大爆笑。 その横で微妙な会話に耳をそばだてる中年の男1人。あー、ロンサム感が倍増する。

さて、チカさん登場。真冬のボサノバはホカロンのようなものだ。ブラジルの太陽が懐にポッと現れて、体を内面から 暖めてくれる。チカさんは、スタンダードもよい。今日は、4.のMCにちょっぴり驚かされた。 てっきりラブソングとばかり思っていたこの曲。実はガーシュイン兄弟の「兄弟愛」を歌ったものらしい。 チカさん曰く、

  『アメリカ版 兄弟船』(笑)

歌詞だけでは判断できないこの事実。いやー、勉強になるなー。学生時代にガーシュインの伝記映画を見たことがあるが、 もしかしたらそんなシーンがあったかもしれない。これはもう一度見たい映画のひとつ。 因みにその時は2本立てで片方はコールポーターの伝記映画だった。


first set

1.sonnymoon for two
2.lonesome days
3.samba de uma nota so (vo : chika)
4.our love is here to stay (vo : chika)
5.o amor em paz (vo : chika)
6.chega de saudade (vo : chika)
飯沼さん

チカさん&学さん

second set

1.laura
2.how deep is the ocean
3.night and day (vo : chika)
4.ela e carioca (vo : chika)
5.dindi (vo : chika)
6.bye bye blackbird (vo : chika)

ネット・リクエスト
フルート1本で奏でる夢の世界。お馴染みスタンダードの1.は僕のお気に入りの演奏のひとつ。 西条秀樹の「ロ〜ラ〜」ではありませんと念を押す学さん。僕やママはウケたが、ニュースタ若手3名はキョトン・・・。 そりゃそうだ。チカさん再登場の3.は学さんのバックのテナーがすこぶる良い。 ご夫婦にしか出せないであろう声と音のコンビネーションにため息が漏れる。 4.もついつい体が左右に動いてしまう気持ちの良い演奏だったが、何といっても本日一番胸高ぶらせて聴いたのは5.だ。 実は、チカさんの声で聴いてみたいなーという曲を、前回の「らいぶメモ」でそれとなーくリクエストしていたのが この「dindi」だった。お二人はこれをしっかりチェックしていてくれて今日に間に合わせてくれたというわけ。 しかも歌が至極シルヴィア・テレスっぽい。いやー、うれしかったな〜。ネットでの事前のリクエストだから準備もし易いであろう。 これからはこの手でいくか!

音のコンビニ・・・7th−11thイイ気分。(テンションはジャズの命です)
さて鈴木学トリオの本日のキャッチフレーズは『音のコンビニエンスストア』である。 ラテンから歌ものスタンダード、バップ、スイングまで、さらにテナー、フルート、バスクラ、バリトンと楽器不問のマルチリード。 そこに行けば何でもある。そんなバラエティの豊かさを一言で表した言葉だ。 これは、小森さん、飯沼さんとて同じこと。このお二人もジャンルを問わないマルチプレーヤーなのだ。 小森さんなどは、ジャズを弾けば「関のジョー・パス」と呼ばれ、ボサノバを弾かせれば「関のジョアン・ジルベルト」と呼ばれる。 さらに今日は演奏後、チカさんのウイッグを借りて外見だけ「関のジミー・ページ」になっていた(一同大うけ)。

このように今晩のライブも楽しく・・・あ、いけねっ!またチカさんの声で聴いてみたい曲が浮かんできてしまった。 仕方ない、今回もそれとなーく書いておくことにするか、

  ブラジルの偉大なコンポーザー、ドリヴァル・カイミが故郷を歌った佳曲 『バイーヤの想い出(saudade da Bahia)』

なんてどうでしょうねー。この曲、ジャズメンに演奏されることは皆無。つまりコンビニには置いてそうもないということ。 専門店に行かないと無理かもしれないなー。というわけなので、あまり期待せずに待ってます!

小森さん
あるときは、関のジョー・パス
小森さん
またあるときは、関のジミー・ペイジ(笑)


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