大晦日だヨ! 全員集合

今年もやってまいりました。BAGUの年末恒例行事の開幕です。

近年まれにみる盛り上がりを見せた今回の大晦日セッション大会。 マスター不在のハンデもなんのその、店内はおびただしい数のミュージシャンであふれかえっていた。 カンペイさんを親方とするホスト・トリオの軽い演奏の後、すぐさまジャムセッション開始。 それにしても、次から次へと目が廻るくらいメンバーが入れ替わっていく様は圧巻だった。 ステージを彩ってくれたジャズメンの皆さんに感謝の意をこめて当夜の様子を振り返ってみよう。


ホストミュージシャン
藤井孝紀 (p) 河村尚人 (b) 水野昭美 (ds)

セッション参加ミュージシャン
宇野彰 (ts) Gerg (b) 笠井大介 (p) 国島洋 (b)
清水晴美 (ts,ss) 霜出祥史 (ds) John Tayler (ds) 新谷卓也 (p)
鷲見力 (ds) ターコ (vo) 高橋さとみ (ds) 田中領 (b)
中井寛人 (g) 中川茂 (as) 百本麻衣 (vo) 藤井一剛 (ds)
宮田礼子 (p,vo) MIYO (vo) 武藤さん (ds) 山本喜一郎 (ds)
吉田知代 (vo)      

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セッションレポート (photoあります)

SESSION no.1

Summertime

吉田知代(vo) 藤井孝紀(p) Gerg(b) 水野昭美(ds)

SESSION no.2

Tenor Madness

宇野彰(ts) 藤井孝紀(p) 国島洋(b) 中井寛人(g) Johnny Tayler(ds)

SESSION no.3

All of Me

中川茂(as) 笠井大介(p) 河村尚人(b) 武藤さん(ds)

SESSION no.4

I've got you under my skin

百本麻衣(vo) 新谷卓也(p) 田中領(b) 武藤さん(ds)

SESSION no.5

Love

MIYO(vo) ターコ(vo) 新谷卓也(p) GERG(b) 鷲見力(ds)

SESSION no.6

Blue Bossa

宇野彰(ts) 中川茂(as) 笠井大介(p) 国島洋(b) 中井寛人(g)
Johnny Tayler (ds)

SESSION no.7

Fly Me To The Moon

MIYO(vo) ターコ(vo) 藤井孝紀(p) 河村尚人(b) 鷲見力(ds)

SESSION no.8

You'd Be So Nice To Come Home To

MIYO(vo) ターコ(vo) 藤井孝紀(p) 河村尚人(b) 鷲見力(ds)

SESSION no.9

Our Love is Here To Stay

中井寛人(g) 笠井大介(p) 田中領(b) 霜出祥史(ds)

SESSION no.10

Cantaloop Island

宮田礼子(vo) 清水晴美(ts) 中井寛人(g) 新谷卓也(p) 田中領(b)
高橋さとみ(ds)

SESSION no.11

Lullaby of Birdland

吉田知代(vo) 新谷卓也(p) GERG(b) 武藤さん(ds)

SESSION no.12

'S Wonderful

百本麻衣(vo) GERG(b) 新谷卓也(p) 武藤さん(ds)

SESSION no.13

Imagine

吉田知代(vo) 百本麻衣(vo) 河村尚人(b) 藤井孝紀(p) 藤井一剛(ds)

LAST SESSION

Satin Doll

宇野彰(ts) 清水晴美(ts) 中川茂(as) 国島洋(b) 中井寛人(g)
宮田礼子(scat) 藤井孝紀(p) 山本喜一郎(ds)

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実はBAGUのセッション大会は「年越し」ではない。 近隣への配慮から演奏は22:30までと決まっているのだ。 しかし酒を飲んおしゃべりなどしていたら午前0時なんてあっという間にやってくる。 セッション終了から「アケオメ」までの待ち時間はまったく苦にならない。 なかにはセッションを掛け持ちしたいというミュージシャンもいるはず。 BAGUは適度な時間に演奏が終わるのでその後、何の後腐れもなく お好みの「年越し」セッションに参加できるというのも大きな利点だ。 もちろん「年越し」は家で家族と一緒にという人にとってもこの終了時間は好都合。 家に妻子を残して自分だけ演奏に没頭したまま年を越してしまい、家庭に余計な亀裂が生じる ・・・なんてことも絶対にない(笑)。 この日も、家路に就く人、他のパーティーに向かう人、BAGUに残って腰を据えて飲む人などなど、 各人てんで勝手にそれぞれの「年越し」体制に入っていった。 その瞬間を前に、ピアノの上には鏡餅が飾られ、テーブルには恒例の「プチおせち(ママ作)」が並ぶ。 やがて午前0時がやってきて、店内にこだまする「乾杯〜」の声とともに2003年が始まった。 そのまま店でおせちに舌鼓を打つのもよいが、ちょっと中座して金神社(徒歩1分)に初詣に行くというのもお勧めコースのひとつ。 帰りに屋台で焼き鳥などのお土産を買って店に戻ると大変喜ばれる。

午前0時
午前0時ジャスト!
午前0時
午前0時20秒!
プチおせち
プチおせち
鏡餅
鏡餅 on the piano
さて、ひとしきり盛り上がったニューイヤー・パーティーも閉店時間(午前2時)を過ぎお開きに。 ほんの4時間前にはジャズメンであふれていたステージも照明が落とされひっそりと静まりかえっている。果たして今年はここでどんな好演が繰り広げられることだろう。 ステージの前でポーッとそんなことを考えていたら、突然パッと照明が点き、2002年の全ライブが幾重にもステージに 浮かび上がっては消えていった。背後からは大きな拍手と杯を交わす音が・・・。 「まさか!」と振り返るとそこには後片づけをするサトちゃんとシモくんがいるだけ。 もう一度ステージに目をむけても、もとの薄暗い空間が広がっているだけだった。 長年に渡り刻みこまれたジャズメンの「気」がステージに意思を持たせたか。 この幻影は、「彼」がほろ酔い加減の僕に仕掛けたちょとしたイタズラだったのかもしれない。 その証拠に、薄暗いステージが一瞬「ニヤッ」と微笑んだのを確かに感じた。こんな言葉とともに。
  「どうだい。2002年は面白かったかい。今年はもっともっと凄いぜ、見逃すな!」
僕はその気配に向かって微笑み返し、店を出た。外の寒さにグングン酔いも醒めていく。 また「彼」に会えるだろうか。

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