ジャズ殿様はシルバーがお好き

牛島さん

中山ファミリー
殿様御一行の岐阜入りは久々だ。中山さんを中心としたこのグループはご存じの通り白いタキシードがトレードマーク。 しかし、今のところごく限られたミュージシャンしかこの純白タキシードの着用を許されていない。 そう、殿のお眼鏡にかなったミュージシャンのみが白タキを着用できるのだ。ベースでは市の瀬さんと吉田さん、 ドラムでは猿渡さんただ一人。 このおじ様たちに、殿のお気に入りヴォーカリストが何名が加わって中山ファミリーとも呼べる一団が形成されている。 本日はこのファミリーの中から、「ノセさん」がベース、タイコはもちろん「猿渡さん」、 そしてヴォーカルにはおじ様キラーのセクシーダイナマイト「牛島さん」をフューチャーしてのBAGU来訪だ。
初演のふたり
ベースの「ノセさん」こと市の瀬美音(よしね)さんは意外なことに、BAGUスペシャルは初登場。 どこからどう見てもミュージシャン!という風貌で地元豊田ではゴスペルの先生としても有名だ。 一方、自宅には家庭菜園やソーラーシステムを備え半自給自足生活を営むナチュラリストでもある。 今日は、自然をこよなく愛する「豊田の仙人」が霞に乗ってさっそうと柳ヶ瀬に現れた。 ヴォーカルの牛島さんもBAGU初演である。その艶姿とセクシーヴォイスで、世の殿方を魅了する彼女は、 さながら和製モンローといったところ。以前、スターアイズで「I wanna be loved by you」を歌っているのを聴いて以来、 ずっと僕の中にそのイメージがつきまとう(笑)。今夜も胸元がガッと開いた麗しき衣装で、 ハナからカウンターの男性陣を釘付けにする。
リズママもお忘れなく
そして今日は、柳ヶ瀬が誇るヴォーカリスト「リズ」こと井田みゆきさんもゲスト参加。現在も中山スクールでヴォーカル特訓中のリズは、まずご自分のお店で殿様ご一行をもてなし 、そのまま一緒にBAGUへ。いわゆる逆同伴出勤というやつだ。
シルバー三昧
このバンドのテーマ曲であるホレス・シルバーの1.でにぎにぎしく始まった今日のライブ。 しばらく中山さんを聴いていなかったが、この曲を聴くと目を閉じていても白タキが頭に浮かんでしまう。 2.は言わずと知れた人気曲で、もちろんこれもシルバー。CMで流れていたこともあり、客席の反応も 上々だ。普段だと、このあたりで中山さんのオリジナルが飛び出すのだが、今日はあくまでシルバーで 責めてきた。3.は明らかに新レパートリーである。相変わらずカッチリとした構成で猿渡さんも譜面を 追いながらの真剣勝負。この曲、これからどんどん熟成されていくと思うと楽しみだ。


first set

1.filthy macnasty (trio)
2.song for my father (trio)
3.the back beat (trio)
4.time after time
5.teach me tonight
6.all of me (vo : riz)
7.summertime (vo : riz)
8.i fall in love too easily
9.black nile
ノセさん
初出演!市の瀬さん

殿様
中山’殿’静雄さん!

second set

1.jolly monkey (trio)
2.manatu no kajitsu (trio)
3.doodlin' (trio)
4.it's a sin to tell a lie
5.you'd be so nice to come home to (vo : riz)
6.on the sunny side of the street (vo : riz)
7.softly as in a morning sunrise
8.devil may care
9.all right ok you win
10.fly me to the moon (vo : ushijima & riz)

ふたりの歌姫
今日はメインの歌姫が牛島さん、スペシャルゲストがリズという豪華なキャスト。 BAGUはお初の牛島さんが、

  「今日はBAGU初めてなんです。みなさんお手柔らかにね」

と微笑むと、すかさずカウンターからこんなヤジが飛ぶ。

   「いーや、容赦せーへんでー!」

牛島さん、まったくひるまず切り返す。

   「なんですって!返り討ちにあわせてやるー!」

さすがに、客席からのつっこみのかわし方は慣れたもの。おじ様キラーの面目躍如! 1−5.はお得意のレパートリーで、ちょいと意味深な歌詞。牛島さんのご挨拶代わりの1曲だ。 ここで早くもリズ登場。やはりお得意の2曲を披露するが、全くタイプの違うこのお二人好対照で面白い。 まだちょっとアルコール不足で、堅さがのこっていたかな?牛島さんの1−9.はウエイン・ショーターのナンバー。 ガラリとシリアスな雰囲気に変わり、これがまたカッコイイ。もちろん演奏も歌も。

エンジン全開 second set
1セット目が終わり、中山グループの燃料補給タイムがやってきた。 猿渡さん以外はここで給油をし、場合によってはタイヤ交換までしてフルスロットルで2ndセットに突っ込んでゆく。 2−1.は楽しい楽しいファンキーナンバー。タイトルからおわかりの通り、猿渡さんのテーマ(愉快な猿)である。 中山さんが、猿渡さんのイメージをそのまま譜面に書いたというこのナンバー、猿渡さんご本人も大のお気に入りの1曲だ。 2−2.は僕のリクエスト。桑田サウンドが見事なまでにジャズバラード化しており、ジャズを知らない人でも 「おっ!」とうなることうけあいだ。そして、またまたシルバーの超お得意ナンバーを派手にかまして、再び歌姫に主役を譲る。

給油を終えたリズはいよいよ本領発揮。定番2−6.などはノリノリの素晴らしい出来である。 牛島さんも負けてはいない。2−7.はノセさんの渋いベースとのデュオ。黒人シンガーを彷彿とさせるリズとは逆で、 牛島さんには妖艶な白い香りが漂う。アンコールは、お二人仲良く1コーラスずつ熱唱。 いやー今回は「オトナの夜」を感じさせてくれる濃いライブであった。 打ち上げも佳境に入ってきたところで、突然中山さんがピアノへ・・・。こうなるともう止まらない。 深夜向きのバラードを延々と演奏。途中リズも加わってデュオタイム(レッスンかな?)スタート。 猿渡さん以下、みんなカウンターでお客様状態で中山さんとリズのレッスン風景を楽しませていただいた。 残念ながら牛島さんは既に帰宅していたため、夢のリズ&牛島同時レッスンは見れなかった。

次回中山殿様はどんな家臣を連れてやってきてくれるのだろう。クロちゃん、萌紅さんなどなど 勝手に組み合わせを考えて楽しむのも悪くない。

悪代官
特別ゲストのリズママ!
リズ
殿様に悪代官はつきものです


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