サンデー ユカピー

赤坂由香利

光陰矢のごとし
昨年11月以来のユカピーライブ。3ヶ月なんて本当にあっという間である。 頻繁に来岐してくれるおかげで、BAGUに集る岐阜のジャズファンもほぼ一通りユカピー体験を終え、 殆どの常連さんとユカピー談義ができるようになった。もちろん皆「blue prelude」を持っている。 だからBAGUでは「blue prelude」が売れない(笑)。と思ったら大きな間違いで毎回必ず「ご新規さん」 が必ず2,3名現れてCDを購入してゆく。今日のユカピーは、仙台〜東京〜名古屋〜岐阜という長旅を経てBAGUに 到着。こういう旅はミュージシャンにはつきもののようでユカピーは「新幹線に乗ってるだけだから」とへっちゃらのご様子。 そうそう、今日の天気も書いておかなければ(笑)。えー、本日は晴天なり!
集中する客席
静かに始まった1stセット。落着いたスタンダードをまずはトリオで。 客席はすぐさま3ヶ月のブランクを埋める作業に入ったようで、グラスの音以外ノイズ無し。 1−2.はジョビンのボサノバ。北川さんの渾身のソロの直後、ユカピーの第一声が飛び込んできた。 いよいよ歌の始まりだ。1−4.では猿渡さん、北川さんが素晴らしい演奏でユカピーの歌を彩ってゆく。 客席からはもはやグラスの音さえ聴こえなくなっていた。噂のマイナスイオンドライヤーでサラサラになった ユカピーヘアーがなびく音まで聞こえてきそうだ(それ、どんな音?)。 1−6.で再び人気のスタンダードをトリオ演奏。好きなんだなー、このトリオ。 BAGUのユカピーライブは何故か日曜が多い。ついついブルーになってしまう 日曜の晩をその歌で埋めてくれるというわけだ。それを意識してか、セットを締めたのはお馴染み「日曜日」。
ちょいとトラブル
セット終了後、ユカピーの音頭でサウンドチェックのやり直し。 どうやらこのセット、モニターの具合が悪くユカピーが自分の音とベースの音が聴こえない状態だったようである。 ステージの「中の音」と我々客席に届く「外の音」はまったく別もので、今回問題が発生したのは「中の音」のほう。 我々が何も知らずに酔いしれているうちに、ユカピー周辺に緊急事態が発生していたらしい。 北川さんのベース音とピアノのバランス、モニターの具合を念入りに再チェック。 納得のいくレベルまで音を作った後、ユカピーは楽屋(3F猿渡邸)で仕切りなおし。 我々があずかり知らぬ「中の音」。難しいものである。さて、僕も仕切り直しの生ビールを注文するか (何を仕切り直すのやら・・・)。


first set

1.if i should lose you (inst)
2.how insensitive
3.tenderly
4.polka dots and moonbeams
5.please send me someone to love
6.blue bossa (inst)
7.sunday
猿渡さん

北川さん

second set

1.our love is here to stay
2.i'm coming back again
3.girl talk
4.whisper not
5.paradise cafe
6.mista
7.rainy days and mondays (an encore)

珍説「street life」
どうしても「中の音」が気になる2セット目。おっ、ユカピースマイルが見える・・・これで中も外もOK! そんななか、仙台での土産話を紹介してくれた。仙台で一緒にプレイしたベーシストの唱えた珍説(?)がユカピーの笑いのツボを 激しく刺激したという。その珍説とは、

  「street life」の冒頭 = 「キャラメルコーン」のCM

というもの。さあ、皆さんご一緒に。

  「i still hang around 〜 おほーほほっほー♪東鳩、キャラメルコーン♪」

空耳アワーメロディー編というのがあったら応募してみよう。そして次回のユカピーへの差し入れはキャラメルコーンに決定! さて、土産話をもうひとつ。やはり仙台での話である。そのイベントの司会のお姉さん、音楽に興味が無いのかよほど緊張していたのか ベーシストを紹介する時にあろうことか、「バス!だれだれ〜」とやらかしてしまったらしい。 いくら東北弁でもベースはベースであろう。完全にツボにはまったユカピー、笑いをこらえての演奏となる。 因みに今日のバスは北川さん。なんとなく「バス」でもしっくりくるから不思議ですねー。 間違ってもスポーツカーじゃない(北さんゴメンナサイ)。

日曜の次は・・・
その北川さんとユカピーの濃厚なデュオで2−3.を。ピアノはお休みで歌のみ。 このベース&ユカピーのデュオシリーズ「comes love」なんかもそうだが、僕はいつも密かに 楽しみにしている。えっ、なぜって?そりゃあ酒が進むからに決まってるでしょ(笑)。 2−5.は岐阜のユカピーフリーク「渋谷さん」のリクエスト。 彼女は優秀なキーボーディストで、ユカピーとはいわば同楽器のプレーヤー。 普段はロックバンドで弾いているらしい(岐阜のジョン・ロード?)が、ユカピーのライブには必ず出席するお得意さんである。 そうこうしているうちにラスト・ソングのお時間。猿渡さんの活躍するお約束のこの曲でひとまずライブ終了。 おやっ?そういえば、知らない間にチェイサーが「billy boy」じゃなく「billie's bounce」になっている。 チェイサーが変わったのは心境の変化かな?さて今回のアンコールは何?

猿渡さん、北川さんが下がった。ここまでは前回と同じ。 弾き語りで静かに始まったその綺麗な曲は・・・おーーー、カーペンターズ! 最後の最後に自称「雨女」のユカピーらしく雨にまつわる曲を披露。そして、1セット目の「sunday」の続きでもある。 クールダウンにはまさにもってこいの選曲だ。雨の日と月曜日は気持ちをブルーにさせるもの。 明日はその月曜日、でも僕はそんな歌詞とは裏腹の気持ちでこの時間をを楽しんでいた。

  「Your Song Always Get me Up!」

また聴きたいな。この歌。

ユカピー 岐阜ユニット


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