おかえりなさい、片桐さん!

片桐一篤

凱旋ライブ
僕がBAGUに通い始めて、かれこれ2年になろうとしているが、今日のトリオは珍しい。 親方の片桐さんは元々岐阜のミュージシャンで、以前はBAGUでもよく演奏していたと聞いている。 拠点を名古屋に移してからBAGUでの演奏は途絶えているというから、僕とは丁度すれ違いか。 このように優秀な岐阜ジャズメンの名古屋流出は珍しくない。KUROちゃんしかり、北浦さんしかり。 片桐さんも岐阜で演奏するのは本当に久々だという。因みに、僕は2年前の12/24に 岐阜駅アクティブG内ふれあい広場で一度聴いており今日は2回目。
岐阜の仲間勢揃い
今日はお仲間も大勢押し寄せていた。BAGUのドアを開けてまず目に飛び込んできたのは小森さん(G)と古田さん(P)。 お客さんとしてカウンターに座る小森さんを見たのは初めてだった(笑)。更に、

  「おー、片桐〜、久しぶりやなー!オシャレになったなー!」

と言いながら元気よく入ってきて、ピアノの目の前の席を陣取ったのはお馴染みカンペイさん(p)。 みんなこの片桐さんの「BAGU凱旋ライブ」を楽しみに集まったミュージシャン仲間たちである。 そして大事な人がもう一人。片桐さんとは同期のベーシスト、飯沼さんだ。 今日は集まったというより片桐さんのバックを務めるトリオの一員としてスタンバッている。

第四のヒーロー
ドラムの野村陽三さんも久々のBAGU登場。某ライブハウスのスケジュールでよく目にするので 名前だけは知っていたが、演奏に接するのは初めてだ。 今日は、愛知県大府市からはるばる柳ヶ瀬へ。この大府というところ、意外にも有名人の出やすい土地だという。 例えば、

  槙原寛巳 : 元読売巨人軍投手。94年に完全試合達成。
  吉田秀彦 : 格闘家。バルセロナ五輪柔道金メダリスト
  赤星憲広 : 阪神タイガース選手。01年新人王、ゴールデングラブ、02年盗塁王。

などがそう。皆スポーツ選手だが、この3人に続く「第四のヒーロー」が何を隠そう「ジャズドラマー野村陽三」というわけだ。 果たしてどこまで登り詰めるのか!これからが楽しみである。因みに愛称は何故か「ベネちゃん」。

もうひとりの片桐一篤
とつとつとした味のあるMCでまずは1曲目。本人曰く「陰湿なイパネマの娘」。 確かに変わったアレンジで、ジョビンが釘付けになった若くて可愛い娘をイメージすることも、 陽気なブラジルの太陽をイメージすることもできない。 どんより曇った空の下、日本で最も水質汚染度が高いといわれる千葉県のある沼のほとりを歩く少女の姿が 浮かんできた。そう、「印旛沼(インバヌマ)の娘」だ(笑)。冗談はさておき、この演奏が滅法カッコイイ! カンペイさんも最前列でヤンヤの喝采を送る。こりゃ、いつもとひと味違うぞ。2年前にアクティブGで見た 片桐さんとはまるで別人だった。通行人の足を止めるためのオシャレ系ジャズと ジャズクラブで同業者が見つめるなかで演奏するアグレッシブなジャズはやはりこれほどまでに違うのだ。 ベニー・グリーンが作曲したという珍しい2.や、スタンダードの3.、ブルーベックの4.と一気呵成に駆け抜けた。 チェイサーの「billy boy」も素晴らしい。演奏時間、締めて1時間5分。3人ともまざまざとその存在感を見せつけてひとまず休憩。


first set

1.the girl from Ipanema
2.buh's march
3.spring is here
4.in your own sweet way
飯沼さん
マコちゃん

野村さん
ベネちゃん

second set

1.桜花変奏曲(sakura sakura)
2.softly as in a morning sunrise (p:furuta-kun)
3.dona lee
4.charade

さくさく行きます
2セット目はギターのKojiさんも現れ、さらに同業者が増えた。演奏は唱歌「さくらさくら」から。もちろん物凄いアレンジでどこが桜なのか全然わからない。完全にジャズ化したサクラだ。 さらにとても緊張感のあるサクラでもある(どんな桜じゃー)。2.では主役に変わって古田さんがピアノへ。BAGUとは同業である美濃のジャズバー「アンジェロ」のマスターだ。 アンジェロは毎週水曜日が定休日のため、こうしてちょくちょくBAGUに遊びにきてくれる。 今日は演奏時間を目一杯使い、この時点で既に22:30になっていた。

  「あれっ、もうこんな時間。じゃー、さくさく行きます!」

と言いつつ残り2曲を全力疾走。ゴールにたどり着いたのは23時近かった。 なんと中身の濃い演奏だったことか。

ジャズメン同窓会
演奏終了後は、もう岐阜ジャズメン同窓会とでもいうような盛り上がり。同窓会長はカンペイさん。 積もる話が一杯あったようで皆さん舌好調!ここには書けない話も一杯飛びだした。 挙げ句の果て「片桐、まー岐阜に帰ってこい」としみじみ語りだすカンペイさん。 話の尽きないこの同窓会は、放っておけば朝まで続きそうな勢い。また必ずBAGUに戻ってきてくれるよう片桐さんに強く要請して、僕は午前零時に同窓会の輪を抜ける。 帰り道、チェイサーとして演奏された痛快無比な「billy boy」がずーっと頭の中をかけ めぐっていたおかげで、道中30分間、寒さも距離もまったく気にならなかった。めでたし、めでたし。

古田くん
大ちゃん
片桐3
お久しぶり!片桐3


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