世代交代・・・完了!

ご隠居

国家試験のそのあとで・・・
ベースの中根くんと、ラッパの古川さんは岐阜大学医学部の6年生。ご存知リーベの最上級生だ。 他ではどうだか知らないが、ここ岐阜では立派な医者になるための第一歩はまず岐阜大学の医学部に合格すること。 そして次の一歩はジャズを志し、その演奏に秀でることである。ここまでは順調に来ている彼らも、 次なる試練「医師国家試験」を前にしてしばらく岐阜のジャズシーンからの撤退を余儀なくされていた。 猛勉強の末、先の3月17日に国家試験が終了。しかし彼らに息をついている暇はない。 表向き「国家試験お疲れ様〜&卒業おめでとう〜」がテーマの今日のライブ、実は医師になるための最大の 難関「ジャズ卒業試験」だったりするからである。
緊張の第一問目
ステージでは、このバンドのリーダーであり、既に医師として最前線で活躍中の渡辺先生(ts)が目を 光らせている。そして2年後に同じ試練を味わうことになるリンペイ君(p)も先輩たちの「試験」に立ち会う。 客席には明日は我身の後輩たちが静かに試験開始を待っており、リーベの歴史をつぶさに見てきた鬼試験管「ママ」の 目と耳も臨戦態勢に入った。滑り出し第一問目は、テナーとラッパの軽快なアンサンブル。古川さんはBAGUでは貴重なラッパだけに 医師になっても活躍してほしい人材のひとり。そしてこちらもホントに久々の中根くん。 師匠北川さん譲りの力強い音は健在。国家試験を終えた安堵感からか、かなりリラックスしているようだった。

ご隠居らしさ
シルバー、マイルス、ドーハム・・・今日も「ご隠居」っぽさ溢れるうれしい選曲が続く。 このバンドは毎回必ずチャレンジ曲ともいえる難曲に挑むのだが、1−5.が今日のそれ。 ウイントン・マルサリスの曲だというからもうその時点でいかにも難しそうだ(笑)。 構成、リズム、アンサンブル、うーんどれをとっても確かに今日一番の難問である。近藤さんの正確なタイコを ヒントにして無難に解き進んでいく二人。中根くんのベースが素晴らしい。


first set

1.old friends and dry matini
2.song for my father
3.peace
4.israel
5.delfeayo's dilemma
渡辺先生&コイシさん
この2管は存続するのか!
中根くん&リンペイ
りんぺい君にも上級生の風格が!

second set

1.lotus blossom
2.medley
  the eye of the hurricane
  Joshua
  footprints
  ????
  the eye of the hurricane
3.turn around
4.night and day
  (田中耐地(p)、渡辺卓(b)、若岡(ds))
5.someday my prince will come
  (南公人(p)、河村(b)、若岡(ds)、古川(tp))
6.getting' to it

採点基準・・・「実績」
この卒業試験、採点基準がいろいろと設定されている。演奏の質や、お客様の反応に加えて、 6年間積み上げてきた「実績」も加味される。彼らにとって、2年前の木曽川ジャズファスティバルへの 出演はどこに出しても恥ずかしくない「実績」のひとつ。 大雨のなか、ナベサダや横山達治といった人気ジャズメンと同じステージに立って演奏したのだ。 今日はくしくもその当時と同一メンバーだという。というわけで、その時に演奏したメドレー(2−2.)を再現して試験管に強烈にアピール。
採点基準・・・「世代交代」
さて、過去の実績も去ることながら「リーベ・パルツェ」の将来にとって最も大事なことは何か? それはやはり後輩たちの育成がうまくいっているかどうかという点であろう。 世代交代がスムーズに行われるか否か。実はこの「ジャズ卒験」でもっとも大きな配点が設定されているのはそこなのだ。 中根先輩や、古川先輩が晴れてリーベを卒業できるかどうかは、実は後輩くんたちの演奏にかかっているということになる。 かの昔、安心して次のリーベを任せられる優秀な「下級生」であったであろう二人は、 果たしてそのスキル委譲に成功しているのだろうか!

BAGUではお馴染み若岡くんがタイコに座り、まったくのBAGUデビューとなる ピアノの田中くん、そしてベースの渡辺くんが緊張の面持ちでステージへ。2−4.は田中くんの実に淡々としたピアノで演奏された。 久々に聴いた若岡くんのタイコ。当然ながら猿渡さんに似てきた。これまではタイコの体裁を呈していなかった のだから「似ている」と感じさせてくれるでけでも凄い進歩だ。渡辺くんは、田中→中根→河村と続き決して途切れることのないリーベ栄光の ベーシスト系譜に将来きっと名を連ねることだろう。精進してもらいたい。

2−5.はベースがエース河村くん。ピアノがこれまた初顔の南くん。 河村くんは、かつて中根くんがそうであったように売れっ子学生ベーシストの道を歩んでいる。 見事な世代交代を見せてもらった。 そして、ストーンズのベロTシャツを着つつも、果敢にエバンスに挑む、南くんの姿にリーベの新しい一面を垣間見たような・・・。 ここでは、古川さんがラッパで参加。やさしく後輩たちをリードする姿は微笑ましー!

合否はいかに
マクブライドのファンクナンバーで試験は滞りなく終了。彼らのリーベ卒業はもはや間違いない。 来る4月24日は医師国家試験の合格発表の日。ここで合格していれば、名実ともに「ジャズメン」&「医師」として 第一歩を踏み出せるということになる。中根くん、古川さん、ジャズ・ドクターとしての初仕事は是非BAGUで!

田中くん&渡辺くん
田中耐地(p) 渡辺卓(b)
南くん
南公人(p)


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