雨の日はひとつ宴会でも

泉4

客足鈍る・・・
今日は雨。さらに4月にしてはやたら寒い一日であった。 「お足元の悪いなか」あるいは「お寒いなか」足を運んでくれるお客様というのは現実にはなかなかいないものである。 ここBAGUもご多分に漏れず、僕が到着したときには来客ゼロ。 ステージ横のミュージシャン控えテーブルでは泉さん、飯沼さんが談笑中。マスターもそこに 加わりけたたましい笑い声が聞こえだした。ただ一人、ピアノに座り本能の赴くままに黙々と 指を動かすカンペイさん。色んなスタンダードが登場し、しっとりとしたカンペイ節が横溢! この演奏(?)だけでも極上の酒の肴だ。このピアノにダブって聴こえてくるのは店のBGM。 マスターの笑い声、カンペイさんのピアノ、BGM、バーテンしもくんとのたわいもない会話、 今日も泉バンドはその特有のリラックス感を店内に振り撒いていた。まだ演奏していないにも かかわらずである。
ファーストセット開始
僕は泉4のこの雰囲気が大好きだ。カンペイさんが独演会を終えて話の輪に加わり、 みんな飲み物を注文。その瞬間僕はすべてを悟って、ミュージシャン席に合流した。 そして猿渡さんが一言。

  「こういう日はホントにお客さん来んなー、まーしゃーねー飲むか!」

この言葉を合図に「宴会」という名の1セット目スタート。どうやら僕はお客さんの頭数に 入っていないようだ(笑)。まあ、ミュージシャンの皆さんから見れば、さしずめ

  「いつも必ずいるヘンなヤツ」

といったところか・・・。あーでも無い、こーでも無い、あーだ、こーだ、あのミュージシャンは 今何してる、あいつは元気か・・・などなど色んな話が飛び出したがはっきり憶えている話は皆無。 その時の何ともリラックスした楽しい雰囲気がうっすらと残っているだけ。まあ宴会とはそういう ものだ。

飛んで火に入るカトちゃん
延々続くかと思われた1セット目は、意外なお客様の登場で幕を閉じることになる。 そのお客様とは、ピアノのカトちゃん。すっかり寛いでいる我々の姿を見て、

  「あれっ、もう終わっちゃったんですね」

誰が見たってそう映るだろう(笑)。ここでマスターがキッパリ!

  「まんだ始まっとれせんてー!」

カトちゃん目が点。さらに、いきなりピアノに座らされるハメに。 一応ここからが2セット目ということにしておこう。 このように泉4には、演奏と宴会の境目、お客様とミュージシャンの境目が・・・無い。 それがBAGUのレギュラーバンドの中でもっともリラックスしているバンドと僕が勝手に呼んで いる理由である。


first set

カンペイさん練習ソロ

宴会

世間話

ウワサ話 etc

泉さん
いつも遠路、ご苦労さまです!
猿渡さん
嵐も呼ぶけどお客も呼ぶよ!

second set

1.now's the time (p : kato-chan)
2.blue bossa (p : kato-chan)
3.i should care
4.beautiful love (ds : shimode)
5.now's the time

飛び入り度数アップ
カトちゃんは、ほんの一ヶ月前のBAGU飛び入りデビュー以来、ほぼ毎週顔を出し、ほぼ毎週ピアノに 座っている。今日はブルースと、人気スタンダードで参加。

  「穴を埋めようとするんじゃなくて、もっと自分の弾きたいように弾いてみ」

カンペイさんからマジなアドバイスが飛ぶ。相変わらずニコニコとそれに応える彼女。 2−3.は本日の泉4としての唯一の演奏。歌モノをギターでしっとりと演奏するが、これが妙に沁みる〜。

ゴリ・デビュー
その見せ場は突然やってきた。いきなりマスターから声をかけられたバーテン・シモがドラムへ。 何度かBAGUでも叩いているが、ベテラン揃いのレギュラーライブに飛び入りするのは初めてのシモ。 このメンツに混ざるとまさに、大人と子供。妙にカワイく見えてしまうから不思議だ。 最近はパイプなんかでも叩く機会が増え、ひと昔前ほどの緊張は見られないが、表情はちょっとカタめ。 これがまた選曲が渋い!彼は卒業したマツダ先輩の後をついでこの春からBAGUの花形「水曜バーテン」 の座にまで上りつめた男(大袈裟?)。これからどんどん飛び入り機会が増えるだろう。

気が付くと、いつのまにかまた宴会に戻っていた。もう何セット目か解らない。とにかくマスターも カンペイさんも絶好調。こうなるともう止まらない。ボス泉さんが抜け、飯沼さんが抜け、いつのまにか 猿渡さん、カンペイさん、カトちゃんのトリオになっていた。深夜1時半、ここで僕も退散。 後日聞いた話によるとこのトリオの宴会は閉店まで続いたらしい。もはや彼らに楽器は不要か?

シモくん
新、水曜の顔?
カトちゃん
連続飛び入り記録更新中!


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