ジャンル不問!浪速のモダニスト!

畑ひろし3

1月にニヤミス!
今年の1月、畑さんはアイランドカフェでライブを行っている。 僕はこのライブの前日まで畑さんを聴くか、或いは同日に行われる斉藤先生(ts)の金沢ライブに行くか迷っていたが、 結局「サカナ旨いぞ〜、食いに行くぞ〜」という殺し文句に負けて金沢に向かうことに。そう、ちょっとしたニアミスを 起こしていたわけだ。「逃がした魚は大きい」というが、「聴き逃したライブは例外なくイイ」という格言もある(?)。 金沢の魚に舌鼓を打っているその頃、アイランドでも負けないくらい美味しいライブが行われていたに違いない。 今日は、ちょっとだけ姿を変えて「逃がした魚」バンドが岐阜に戻ってきてくれた。そして、ご自分のお店でのライブ以来、 すっかり畑ファンになってしまったヒラクさん(アイランドのマスター)も上機嫌でご来店。しきりに声援を送っている。
関西弁のMCっていいなー
畑さんの飾らない関西弁のMCは妙に心が和む。洗練された演奏とのギャップもまたGOOD! やはり僕ら東海地方の人間は関西寄りの気質を持っているようだ。 この地方のツアーの時はベースの名古路さん宅に泊まることが多いという畑さん。 MCで憶えたての岐阜弁を披露。

  「おとらかいてこわけてまった」  (落として壊してしまった)

「そりゃ、岐阜弁やない!関弁やー!」という鋭い突っ込みが入ったりしていたが、僕も未だに この辺の区別がつかないので何とも解説のしようがない(笑)。 さて、岐阜弁のMCは果たして他の地方でどう受けとめられるのか?とっても興味のあるところ。

ダンモな響き
畑さんの紡ぎだすフレーズと音色はどことなく懐かしいジャズギターの響きを持っている。 まるで昔(50年代)のレコードを聴いているようだが、油断していると凄い今風の音が出てきたりして面白い。 時にモダンに、時にジプシー調で、時にブルージーに、はたまたスィングっぽいカッティングも織り交ぜながら 関西流エンターテイメントの粋を尽くした畑さんのギターが実に心地よい。 色んな曲のフレーズが矢継ぎばやに顔を出すのもサービス精神の現われか。1曲のうちに 何度ニヤリとさせられたことか。さらに幅広い選曲でも楽しませてくれる。1−2、1−5といったところは ポピュラーの超スタンダードと言ってもよい曲だが、なかなかジャズクラブでは聴けない曲。 1−5.は名古路さんが「どえれー」いい味を出していた。なんて暖かいベースだろう。 この二人、寝食を供にしているだけあって実にナイスなコンビネーションである。
ケッセル、きたーーーー!
1セット目最後の曲はリクエストで。 リクエストの主はもちろんヒラクさん!1−6、この曲はある巨人の名演が耳に こびりついていて、いやがおうにも期待が高まる。そして、キターーー!まさにバーニー・ケッセル を彷彿とさせるテーマで、ケッセルよりややアップテンポで痛快にスウィングしまくる畑さん。 この曲はCDに収録されている。ヒラクさんは宣伝(生試聴)を兼ねてリクエストしたのだ。 もちろん即買い。


first set

1.How About You
2.Never On Sunday
3.Stardust
4.I Let A Song Out Of My Heart
5.Mona Lisa
6.Volare
畑さん
いよっ!浪速のケッセル!
畑さん
ピック咥えてボサノバギター!

second set

1.Tickle Toe
2.My Foolish Heart
3.Samba de Orfeu
4.Manha De Carnaval
5.Honky Tonk
6.East Of The Sun
7.Caravan (an encore)

相変わらずダンモです
2−1も懐かしい響きである。レスターヤングの代表曲で、ベイシーの演奏でお馴染み。 この手のスウィング時代の曲もジャズクラブでは滅多に聴けないので、うれしい限り。 2−3.は本日初のラテンもの。聴きなれた猿渡さんのラテンドラミングにギターの音が見事に 乗っかっている。ソロの最中、トワイライトゾーンが飛び出したりして大いに受けていた。 ここで、畑さん再びリクエストを募る。何でも来いといった感じが頼もしい。

  「グレイとか、スマップは勘弁して」

と笑う畑さんであったが、ご安心を。その辺りを知っているお客様はいなさそうだ。 ママ以外には・・・(大のキムタクファン)。結局、山本先生のリクエスト「黒いオルフェ」に 落着いた。

本領発揮のブルースマン!
こてこてのブルースやりましょか。といって始まったのが2−5。これがビックリ仰天! この人の真価はここにあるといってもいいくらい本物だった。 R&Bの泥臭さがムンムン臭うまさにコテコテのブルース、こういうのもなかなか聴けないなー・・・ と思っていたら、ラストは何と客席のビアタンをひょいと掴んでボトルネック代わりにしてワンフレーズ。 臨機応変のしゃれたサービスにカウンターから大きなかけ声がかかる。
おまけ付き
ぐっと盛り上がったところで、アンコールは皆さん良くご存知の2−7。 まずは猿渡さんが渾身のソロで客席にアピール。そのソロが終わった瞬間、 なんと畑さんがマイクに向って歌い出したではないか。しかもベンソンばりのギターソロとユニゾンで 歌うスキャットだ。いやはや最後にオマケが付いていた、ラッキー。
こてこてトリオ
さて、今日の3人はそれぞれ、コテコテの大阪人、コテコテの関人、そしてコテコテの岐阜人である。 打上でもこれ以上ないというくらいそれぞれの方言が飛び交っていた。畑さんは、KUROちゃん、名古路さんと のトリオでこの地方を廻ることも多いと聞く。またそのうち機会があったらコテコテのブルースを聴きに足を運ぶことにしよう。

畑3
大阪人・関人・岐阜人、みんなコテコテ
ママさん
珍しくママさんも記念撮影


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