カトレヤ ミュージック

鈴木学4+山下チカ
鈴木学(ts) 小森淳(g) 飯沼真(b) 猿渡泰幸(ds) 山下チカ(vo) 

ピチピチ チャプチャプ ランランラン
この2,3日、青い空を見ていない。どうやら梅雨もいよいよ本気を出してきたようである。 鬱陶しいことこの上なし。この日もジメジメ、ジトジト。 こんな日はBAGUに避難するに限る。今日はきっと「夏」の涼しい風が吹くはずだから・・・。 季節を先取りするジャズクラブBAGU!
20時です。松坂屋柳ヶ瀬店の開店です。あれっ?
このバンドには毎回面白いキャッチフレーズが付く。前回は「音のコンビニ」、そして 今日は・・・その名も「音の松坂屋」。かなり品揃えが増えたようだ。高島屋、名鉄メルサと強豪ひしめく この柳ヶ瀬に今夜堂々のオープン。

梅雨を吹き飛ばすと宣言して始まった1−1.は、珍しく学さんがゴリゴリに吹きまくり。Oh!鈴木学ココにありって感じで、 いきなりこちらも熱くなってしまった。そしてここから僕らは、ご夫妻の必殺技「ボサ&スタンダードを交互に絡める攻撃」でメロメロにさせら れるわけだ。1−3.で飯沼さんの小粋なイントロから、歌に入るところなんかは、もう絶妙の美味。 1−4.、1−6.はまったく歌い方を替え、流暢なポルトガル語でボサる。 このデパートは、同じフロアに「スタンダード売り場」と「ボサノバ売り場」が併設されており、 双方で交互に実演販売(?)を行っているわけだ。もちろん「バップ売り場」も大盛況だ。

誰かが私を見張ってる
8F催事場では、ご夫婦の内情暴露トークショーが催されていた。 1−5.のMCでタイトルにかけてチカさんが、こんな言葉をポロリ・・・

  「最近、誰かに行動を監視されているような気がするんです」

さらに、悪戯っぽく学さんをチラリ。学さんは、慌てて否定、

  「野放しですよ!の・ば・な・し!」

ハハハッ、店内大爆笑。毎回、ちょっとドキッとするような発言が出るのもこのライブの見所だったりする。 まあ、はたからみたらどう見ても「おしどり夫婦」にしか見えませんが・・・。


first set

1.it's you or no one
2.laura
3.satin doll (vo)
4.a felicidade (vo)
5.someone to watch over me (vo)
6.agua de beber (vo)
7.ain't misbehavin' (vo)
飯沼さん
岐阜のポール・チェンバース!!
小森さん
関のトニーニョ・オルタ!

second set

1.i remember clifford
2.samba do aviao (vo)
3.ela carioca (vo)
4.i can't give you anything but love (vo)
5.dream (vo)
6.the days of wine and roses (vo)
7.it's alright with me (vo)

a businessman from brazil
2−1.は作曲者ベニー・ゴルソンのテナーを彷彿とさせる「音」で責めてくる学さん。 猿渡さんのサポートも完璧で、非常にいいパフォーマンスだった。 「バップフロア」の高級ブランドコーナーには、お得な演奏が沢山詰まっていそう。

今晩は偶然にもあの川端氏が来店している。お仕事の関係で、日本とブラジルを行ったり来たりの 氏は、日本にいる間は足しげくBAGUに通ってくれる常連さんのお一人。 1セット目のチカさんの本格的なボサノバにかなり驚かれたようだ。 というわけで2セット目は、必然的にボサノバ中心の組み立てとなる。 お客様のニーズに合わせた商品提供は、松坂屋柳ヶ瀬店の社是だ(本当?)。 「ご希望の商品をお待たせせずにお手元に!」これを実践したのが、2−2.だった。 リクエストと予定曲が見事に一致した気持ちの良い一品。川端氏は2週間後に、再びブラジルへ発つ。 歌詞の通り、飛行機の窓からコルコバードの岡に立つキリスト像を見ることになるのだ。 あ〜、ちょっとだけ羨ましい。

トニーニョ〜!
今日は、小森さんがガット・ギターを初披露。2−2.、2−3で存分にボサノバを演奏。 ブラジル度120%で、もう大感動。この人は、本当にオールラウンドなギタリストである。 自称「関のトニーニョ・オルタ」は伊達ではない!勢いあまって、2−4.もガットギターでプレー。 意外なことにこれがスィングジャズのようなイイ味を醸し出し、非常に切れのあるパフォーマンスとなる。 たまには、ガットギターでスタンダードもいいかもしれない・・・。アール・クルーみたいだった。
お中元
この晩、松坂屋から僕の手元に小包が届いた。包装を開けたら、そこにはこう書いてあった。

  お中元 「夢」 鈴木学・チカ

おっとご夫妻から「夢」が届いたぞ。もちろん、小躍りして大喜び! お中元の正体は、2ヶ月前にネット・リクエストした「dream」である。 学さんご夫妻は、ボサノバにアレンジされた気持ちのよーーーい「夢」を聴かせてくれた。 チカさんのMCで初めて知ったのだが、この曲は「マーサ三宅ヴォーカル教室」のスクール歌らしい。 三槻さんに会ったら聞いてみよう(笑)。

22時30分です。松坂屋柳ヶ瀬店の閉店です
すっかり梅雨を忘れて「夏」を楽しんだ今日のライブも、そろそろ佳境に入ってきた。 「蛍の光」の代わりの、2−7.が流れだす。 映画「カンカン」の中ではシナトラがスローで歌っているこの曲も、ジャズではアップテンポで 演奏されることが圧倒的に多い。そしてそのほうが圧倒的にカッコイイ。 派手な「追い出しナンバー」で、松坂屋柳ヶ瀬店はほどなく閉店。因みにBAGUとしては、 午前2時までやっていますので誤解なきよう。このデパート、一晩で全館めぐるのは不可能なくらい広い。 今日は「スィング・フロア」や「ラテン・フロア」は廻れなかったが、もちろんそこにも上質な「音」が 所狭しと並べられているのだ。次回の開店は恐らく8月。真夏の星空の下、まずは「ラテン・フロア」 から廻ってみたりなんかしようかな・・・、以前おいしくいただいた「sabor a mi」はまだ置いてあるだろうか。 (と、さりげなーくリクエスト(笑))。

鈴木夫妻
歌のお中元、確かにいただきました!
猿渡さん
柳ヶ瀬のプリンス!


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