シネマの夜

四戸バンド
新谷卓也(p) 四戸隆基(b) 山口裕之(ds) 服部則仁(sax) 飯田亮(g) 百本麻衣(vo)

たまには映画音楽も
BAGUでは、「ジャズではないシリーズ」とも言えるライブがたまに開催される。 ポップスであったり、ニューミュージックだったり・・・。 今夜のライブも久々にそのシリーズだ。出演はリーベ関連ミュージシャン。 といっても現役学生はゼロ。すべてOBで固められた大人のバンドである。 そして、今日のようにコンセプトのはっきりしたライブはBAGUでは珍しい。 もちろん皆さん多忙な社会人であり、このコンセプトに向け、忙しい合間を縫ってリハーサルを重ねて今日に 至ったことは想像に難くない。
お初ミュージシャンもちらほら
今日は「新谷−四戸−服部」というリーベOB最強ラインが一同に会しているのも聴き所のひとつ。 そこでタイコに座るのは山口さん、僕は初めて聴いたがウマイ!実は四戸くんのバンド仲間とのこと。 このメンツのバックは、このレベルではないとなかなか勤まらない。 そしてもう一人、ギターの飯田さん。こちらは麻衣ちゃんの学生時代の後輩らしい。 東さんのバンドで過去BAGUに出演歴があるものの、僕はお初であった。 1−5、2−3で大きくフューチャーされたが、ロック系のギターを聴くのも久々だ。 味のあるいいギター。ディストーションの効いた音に、ロックに血道をあげていた若かりし頃を思い出して、 ちょっと血が騒ぐ(笑)。
new cinema music
僕らが思い浮かべる映画音楽というと、ついついヘンリー・マンシーニあたりまで遡ってしまいがちだが、この若いバンドは そうではなかった。麻衣ちゃんも意識してか「マイ・フェア・レディ」あたりのヘプバーンを彷彿とさせるシネマっぽい(?)衣装で 登場するも、演目はいたって新しい。セットリストを見て頂くとわかり易い。殆どが90年代の映画である。 僕が想像する映画音楽というと2−2くらいかな。実はこの曲の作詞者で映画にも出演しているフレンチボッサの大御所ピエールバルーが 先月美濃でライブを行っている。何と岐阜県内でモノホンが披露されていたのだ(笑)。最近はCMソングにも使われリバイバル中。
楽しさいっぱい
1−1は誰でも知ってる「つかみ」にはもってこいの曲。服部さんのサックスがスリリングに「シネマの夜」の開始を告げる。 1−2は映画で使われているとは知らなかった。僕らの世代ではジミー・クリフで大ヒットしたレゲエ版でよく知られている曲。 その後も色んな人がカバーして、その度に必ずヒットチャートを駆け上がるポピュラースタンダードである。 いやー、映画「アンツ」見たくなってきた。「南の島」風の1−3は麻衣ちゃんの雰囲気にぴったりマッチ。 山口さんのラテンタッチのタイコがイイ雰囲気で終始曲を盛上げてゆく。 そしてこのセットの山は何といっても1−4であろう。四戸くんのアルコ、服部くんのソプラノにもう涙ちょちょ切れ状態。 切ないスティングの歌が聞こえてくるようだった。 1−5は先輩・後輩の美しい師弟デュオ(?)。これもスタンダード化している名曲だ。 後輩のギター一本で切々と歌う先輩麻衣ちゃん、相変わらず気持ちよさそう。


first set

1.theme of rupin the third
 『ルパン3世』(1978)
2.i can see clearly now
 『アンツ』(1998)
3.a whole new world
 『アラジン』(1992)
4.shape of my heart
 『レオン』(1994)
5.alfie
 『アルフィー』(1966)
6.i will always love you
 『ボディーガード』(1992)
服部&新谷
四戸&山口&飯田

second set

1.galaxy express 999
 『銀河鉄道999』(1979)
2.um homme et une femme
 『男と女』(1966)
3.my heart will go on
 『タイタニック』(1997)
4.merry christmas Mr. Lawrence
 『戦場のメリークリスマス』(1983)
5.unchained melody
 『ゴースト』(1990)

映画音楽バラエティ
1−1同様、2−1もアニメ映画の主題歌。ご存知、ゴダイゴの大ヒット曲である。 ここはインストでパフォーマンス。 映画音楽のコンピュレートCDを買えば必ず収録されていると言っても過言ではない2−2は、 コンテンポラリーなアレンジで夏の風を感じる一品。でも、「ダバダバダ〜、ダバダバダ〜」は健在(笑)。 1−3はちょっとレゲエっぽいアレンジの珍しいタイタニック。これの渋いギターがカッコよかった〜。 ヤルねー飯田さん。通称「戦メリ」は想像通り、新谷くんの美し過ぎるピアノで始まった。 さらに四戸くんのアルコが絡み独特の世界を作ってゆく。ドラマチックな5人の演奏に客席も息を飲む。 ラストは、世の女性陣に圧倒的な人気を誇る映画で使われたオールディーズナンバーでFin。
シリーズは続く
熱い夏の一夜。いいライブを聴かせてもらった。 普段聴けないナンバーがてんこ盛り、実はこのバンド僕のお気に入りだったりする。 前回は昨年の10月だった。 いつも目先をかえて、ちょっと唸ってしまうような「意外」な曲がジャンルを問わずに飛び出すところが面白い。 天災ではないが、忘れた頃にやってくるこのバンド。次回はいつだろうか・・・。 その前に、今日のことを出来るだけ早く忘れなくてはならない(笑)。

麻衣ちゃん シネマの夜


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