仙人と2人のお弟子さん

市の瀬美音トリオ+野田裕子
市の瀬美音(p,vo) 柳真也(b) 猿渡泰幸(ds) 野田裕子(vo)

一番いい季節
急激に秋が深まった。涼しいを通り越して寒いと感じることもしばしば。あのかぐわしき金木犀の香りもどこからともなく 香ってくるようになり、気分は完全に秋モード。この日も昼はポカポカの秋晴れ陽気だったが、日没とともにグンと気温が下がてゆく。 気持ちの良い川風を楽しみながら半袖で金華橋を闊歩できる最もイイ季節も残りわずかとなった。 やがて襟をすぼめて震えながらこの橋を渡る日々がやってくる。
ピアニスト 市の瀬美音
本日のノセさんはスケジュールにもあるようにベーシストではなくピアニストである。 その時点でもかなり期待大!更にノセさんが抜けたベースの穴には、現在名古屋で売り出し中の ピチピチの若手ベーシスト柳真也(やなぎまさや)が入る。彼はノセさんの「ベース」のお弟子さん。 そして今夜はMIKIKOちゃん不在のため、野田さんがメイン・ヴォーカルを張る。 なんとも面白そうな陣容となっており、ノセさんがピアノに座った瞬間期待は極大にまで膨れ上がった。
土地土地で多彩な顔
飄々としていて色んな表情を見せるそのピアノはオーソドックスななかにも、一種独特な味わいがある。 ノセさんのバンドマンとしての奥深さを感じさせられる演奏だった。1−1がエンディングした瞬間、 猿渡さんから「素晴らしい〜!」と掛け声がかかる。岐阜では珍しいノセさんのピアノも、豊田へ帰ると 「へ〜、ノセさんってベースも弾くの〜」という声が上がるというから面白い。豊田ではあくまで「ゴスペルの先生」 であり「ヴォイストレーナー」なのだ。変わったところでは、野草を求めて山野を駆け巡るナチュラリストなんていう顔も 持っている。
本日の初めてさん
柳くんは、愛知大学のビッグバンド「ブルースターズ(通称ブルスタ)」の出身。 ここ数年は山野でも目を見張る活躍をみせており、全国的にも評価が高い。 柳くんの他、野村陽三(ds)、倉田大輔(ds)など優秀なプロジャズメンを多く排出している名門バンドだ。 ノセさんに伝え聞いたところによると柳くんは既に学生時代にノセさんのところに来ていたらしい。 現在、29歳。伸び盛りの若手ベーシストが今日はBAGU初登場。音色は違えどノセさんの持つブルースフィーリングと 「おひげ」はしっかり受け継いでいる(笑)。そして、ゲストとしてギタリストの田口さんも初の飛び入り。 ノセさんのお友達で、下呂でパン屋さんを営む田口さん。昔は、かなり鳴らしたギタリストらしい。 ジャズクラブが手薄な下呂方面でいつかその手の店を持ちたいと言っていた。是非ともお願いしますよー。 実現させてくださいねー。


first set

1.girl from ipanema (trio)
2.you don't know what love is (trio)
3.song for my daddy (trio)
4.night and day
5.i can't give you anything but love
6.misty
7.ypu'd be so nice to come home to
8.don't mean a thing if it ain't got a swing
柳さん
ベースのお弟子さん、柳真也!
野田さん
歌のお弟子さん、野田裕子!

second set

1.root 66 (vo,p:nose-san、g:taguchi-san)
2.georgia on my mind (vo,p : nose-san)
3.come rain or come shine (vo,p : nose-san)
4.autumn leaves (g : taguchi-san)
5.lullaby of birdland
6.i will always love you
7.all of me

衣装が物語るその気合
今日は「お姉さま」不在。サブ・ヴォーカリストとしてオネエタマの影で気楽に歌っていた野田さんんも、 今日はメインでMCも務めなくてはならないし、メンバー紹介もしなきゃならない。しゃべりがあまり得意じゃ ないようだけど、訥々とながら「天然MC」を繰り広げている。そして今日は衣装にも気合が入っていた。 いつもの普段着とはうってかわり、胸のガッと開いた明らかなステージ衣装。これには客席皆、ビックリ! そして、毎回毎回これほど目に見えて「歌」がよくなっていく人も珍しい。最近、師匠ノセさんの営業努力で 最近ライブで歌う機会が急激に増えたという野田さん。やはり、生のステージは何よりの栄養であるようだ。 グングン育ってゆく若い芽は、BAGUのママさんに「最近、安心して聴けるようになったわ」とまで 言わしめた。ゴスペルでソロを取れるだけの声量と、伸びやかでよく届く声質。今後もどんどん磨きをかけて欲しい。 次回がまた楽しみとなった。
もちろん師匠も歌います
その野田さんに歌を教えているノセさんもどうやらピアノに座ったことにより「歌」のムシが騒ぎ始めたようで 2セット目はさっそくマイクをセッティングしてもらって歌の準備。小粋に3曲、みっちりと聴かせてくれた。 MCも緻密な前振りの後のダジャレ落ちなど、熟練の技を披露(笑)。 R&Bの2曲は恐らくノセさんの十八番であろう。その「ソウルフル」な容姿が奏功して滅茶苦茶カッコイイパフォーマンスとなっている。 「弾き語り」で一晩に3件のバーを廻っていた時代もあるというから、その筋ではもう大ベテランだ。 今夜は盟友猿渡さんのタイコと、弟子のベースにサポートされて上質のヴォーカルトリオが一丁上がり!
予告編
多彩なBAGUのレギュラー陣の中に新風を吹き入れてくれるノセさんバンド。 今回も、新顔柳さんの投入、そして自らピアノを弾き語るなど存分にひねりが効いていてとっても 面白い2時間半だった。そして実は次回も決まっているんですねー、これが。 今度は歌無し、更に猿渡さんも抜き。さー、どんな変化球が放たれるのか・・・。 みなさん、スケジュールのチェックを怠り無く!

ノセさん
出ました弾き語り!仙人は多芸です!
田口通彦さん
はるばる下呂から、田口通彦さん!


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