Good! ねーさん

神谷えり + 後藤浩二トリオ
神谷えり(vo) 後藤浩二(p) 北川弘幸(b) 猿渡泰幸(ds)

師走の大トリ
12月のスペシャルライブは特別な意味をもっている。 その年を納める非常に重要なライブなのだ。「終わり良ければ全て良し」というように、 この年末ライブが成功しないと1年かけて積み上げてきたBAGUの実績が水泡に帰してしまうのだ(って、そんな大袈裟な)。 過去の歴史を紐解いても、年末には絶対に間違いのないそうそうたるジャズメンが投入されている。 寺井尚子、吉岡秀晃、TOKU、丸山繁雄、三槻直子などなど。紅白歌合戦にたとえれば、まさに大トリ。 言うなれば、北島三郎やSMAPあるいは和田アキ子といったお歴々に相当する。
2003 ファイナリスト
今年も、文句の付けようの無い素晴らしいミュージシャンがファイナリストとしてBAGUに招かれていた。 そう、江戸のゴッドねーちゃん・・・おっと失礼、それはアッコさんでした。 もとい!江戸の「グッドねーさん」神谷えりちゃんだ(以降ねーさん)。 そして、名古屋でねーさんをお迎えするピアニストは大の仲良し「ゴン太くん(ねーさん命名)」こと後藤浩二! 脇を固めるのは、もちろん岐阜最強ユニット。北さんにいたっては、今ツアーがねーさんとの初共演である。
馴染み
2003年3月6月 に続き3度目のBAGUライブ。過去、年に3度のスペシャル出演を果したアーチストは三槻直子さんただ一人。 ここ岐阜で三槻さんに肩を並べたということは、この土地での神谷人気が決定的になったことを意味する。 じゃなきゃ、猿渡さんが呼ばないもんね。「初会」はビックリ、「裏を返し」てユッタリ、さて晴れて「馴染み」となった今夜は どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。
ジャズ的ハプニング
1−4で、面白いことが。後藤さんがイントロを出すが、何故かねーさん入れない、いや入らない。 怪訝そうな顔で、ゴン太くんを凝視するのみ。それでもゴン太くんは、いつもの笑顔でアイコンタクトを送りイントロを繰り返す。 それでも、ねーさんはキャッチしてくれない。ステージに異様な空気が流れる。こちらも、何となくドキドキ・・・。 テーマがちょろっと顔を出したところで、ねーさんでっかい声で一言「ゴメン!」。その瞬間、堰を切ったように素晴らしい パフォーマンスが客席に届けられた。なんのことはない、ねーさんは、曲調が似ている他の曲(girl talk)の出だしを 頭に想い描いていて全然違うイントロが出てきたため「えー、こんなんじゃ歌えないよ〜」とプチ・パニックに 見舞われていたのだ。アハハハッ、まあジャズのライブではよくあることで場合によっては、ライブが盛り上がるキッカケに なることもある。まさにジャズならではのハプニング。リカバリーさえキッチリしていれば何の問題も無いのだ。 慌てず、騒がず、ひるまず、投げ出さず・・・本日の4人、その辺りの心得はバッチリです!
珠玉の猿渡ヴォイス
転調で塗り固められたポップな1−5に続いては、岐阜初披露のバラード。 猿渡さんの得意分野でもある。澄み切ったピアノとのデュオで静かに始まり、やがてタイコとベースが絡んでいった。 起承転結のはっきりしたドラマチックな展開にブラシもマレットもフル回転! 北さんのベースも実にバランスよく神谷サウンドに溶け込んでいく、お見事! ここでお約束MC。

  「美しいピアノ、後藤浩二〜。そして美しい・・・猿渡泰幸〜!」

「美しい声ってか!ガハハハハハッ」とひと笑い。そこでねーさんが一言

  「猿渡さんって、歌とか歌わないんですか?その声使わない手はないですよー」

なんて言ってる。そうなんです、だからしっかり使わせて頂いてます(←クリック危険!)。 1セット目ラストは何をかいわんや。これでねーさんにハマったファンも多いだろう。 僕もその一人。


first set

1.blues (trio)
2.there will never be another you (trio)
3.call me
4.teach me tonight
5.tea for two
6.my foolish heart
7.but not for me
北川弘幸&猿渡泰幸
いつものコンビで、ねーさんに挑む!
後藤浩二
ちょっぴりシリアスなゴン太くん(笑
second set

1.softly as in a morning sunrise (trio)
2.someday my prince will come (trio)
3.jeepers creepers
4.one note samba
5.overjoyed
6.for all we know
7.almost like being in love 8.lately (an encore)

のってきました!
本日は、珍しく後藤さんが司会。穏やかな進行で、悪代官の仕切りとはまったくの別物だ(笑)。 そんな後藤さんの紹介で、神谷ねーさんが再登場。適度に或いは過度にアルコールの入った店内の雰囲気を 全面バックアップするかの如きスウィンギングナンバーで2セット目の神谷ワールドが開幕した。 続いては、「何でこんな時期にこんな歌を!のコーナー」と銘打って、ボサノバをおひとつ。 ハハハッ、これを聴いてコーナータイトル通り「今は冬だぞ、けしからん!」と怒り出す人がいたら、 即ご退場願おうかと思っていたが、もちろんそんなジンは岐阜にはいない(笑)。
respect ! just a little bit ? no no a great many !
ねーさんが敬愛してやまないアーティスト、それはスティービー・ワンダー。 とにかく、毎度毎度ピリッと「えりスパイス」を効かせて、スティービーワールドを再現してくれる。 更に、歌詞の内容も丁寧に噛み砕いて紹介してくれるのでとても感情移入がしやすい。 MCでも嬉々としてスティービーネタを連発。もちろん僕も大好きなミュージシャンで、武道館で実物を見たこともあるが、 ねーさんのスティービーへのリスペクトは桁が違うのだ。2−5、そして圧巻のラストで、今日も啓蒙活動に精を出す。
神谷ファミリー@岐阜
2−6は幾多の歌手がレパートリーにするバラード中のバラード。 ねーさんにとっても大事な歌だ。真顔の猿渡さんが、汗を滲ませながら渾身のサポート。気持ちのよいことこの上なし。 北さんの情感たっぷりのベースがまた泣かせる〜。たっぷりと歌い終えた後、

  「わたし、猿渡さんのドラムでバラード歌うのとっても好き!ステキ〜」

猿渡さん、思わずてれ笑い。この時、悪代官の耳にはブルーの台詞は聞こえていなかった(笑)。 続いて北川さんに目を向け、

  「ウワサは東京でも一杯聞いていたんです。岐阜に素晴らしいベースがいるって」
  「密かに(三槻さんの)CD演奏も聴いてました。やっと共演できてうれしい!」

これまた最上の賛辞を頂いて、北さんも大照れ。神谷ファミリー岐阜バージョンが誕生した瞬間だった。

行く年来る年も近づいて
これ以外に無い!という曲(2−7)で、猿渡ビル(地上5階)が倒壊しそうなくらいの盛り上がり見せてセット終了。 間髪入れずに割れんばかりのアンコール要求。4人の協議の結果「レイトる」ことになったみたい。 個人的にも、どーしても「レイトって」もらいたかっただけに希望がかなった形だ。 2003年、スペシャルライブのトリは、赤組「神谷えり」さんによります、Latelyです〜。 って武内アナの声が聞こえてきそうだった。
2004年のねえさんは・・・
実は、すでにBAGU出演が1本決まっている。えっ、来年の話をすると鬼が笑うって。 心配ご無用!なんたってこのメモ書いてるのは何を隠そう2004年の2月1日なんだから・・・。 遅れてまーす、まだホームページが年越してませーん(笑)。 そんなことは置いといて、ねーさんは2004年4月に「EKremix」というバンドでまた岐阜にやってくる。 そう、3月に初来岐を果したとき名前公募中だったリハバンが、立派なレギュラーバンドとして帰ってくることに。 さあ、来年はねーさん何回聞けるでしょうね、ここ岐阜で・・・。

神谷えり+後藤3
神谷ファミリー@岐阜
神谷えり
Goodねーさん 健在!


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