2004年 ネオナッチの台頭

粥川なつ紀カルテット
粥川なつ紀(as) 藤井孝紀(p) 飯沼真(b) 猿渡泰幸(ds)

新年会
年明け初ライブである。本年のトップバッターは「ナッチ4」。このバンドは毎回好評を博しており、とくかくお客様が大勢集ることで有名だ。 内輪では「新年会ライブ」と銘打っていたこともあり、「漠然とした期待」を胸に抱いたお客様で店内はほぼ満席状態。 レギュラージャズメンとして、すっかり落着きはらっている(ように見える)ナッチ。 カンペイさんの軽快なイントロに続き、張りのある「新年第1音」が僕らの耳に届けられた。
ナッチズム
昨年、夏あたりから岐阜周辺で広がり始めた思想、それが「ナッチズム」。とはいってもヒトラー時代の極右国粋主義、反ユダヤといった 思想が岐阜ではびこり出したわけではもちろんない。ナッチズムとは、サックス・プレーヤー粥川なつ紀を信奉するファンの間で 湧き起こった「ナッチ至上主義」のことである(本当かよ!)。ナッチ党員の数はライブの度に増え続け、今や岐阜ジャズ界の中でも 無視できないほどの勢力になっている。今日はある意味ナッチ党の党大会だ。みな胸にアルトサックスをかたどった党員バッチをつけて 曲が終るたびに「ハイルナッチ!(ナッチ万歳)」と叫んでいる(怖い!)。
2004年バージョン
今日は、新年にあわせてか明らかに初披露ナンバーが多い。 「続いてはお正月ということで『めでてーション』やります」。カンペイさんがピアノの次に得意なダジャレで紹介した1−2。 これが実に気持ちよい。そして1−3にはビックリ!こんな難しい曲を準備していたとは・・・。 師匠万照さんがネチッこくコテコテのバラードで吹いたらたまんないだろーなーというエリントンナンバー。 ナッチも、かなり粘っこくバシバシ「大人の音」を出していた。今夜のナッチはエロい(笑)。 昨年と比べ何となく装いを新たにしている感のあるナッチ。レギュラー陣の一角として、我々を飽きさせない工夫が見てとれる。 2004年は、マイナー・チェンジを遂げ一皮剥けた「ネオ・ナッチ」台頭の年になりそう・・・。


first set

1.speak low
2.meditation
3.sophisticated lady
4.recard bossa nova
飯沼さん
飯沼真
猿渡さん&ナッチ
ナッチ&猿渡さん

second set

1.straight no chaser (kasai(p))
2.samba de orfeu
3.all the things you are
4.chicken (manteru(ts))

栄誉ある新年初飛び入り
今年の飛び入り一番乗りは笠井の大ちゃん。毎年、この飛び入りセッションナンバーワンを狙って全国から腕利きのセッションマンたちが、 ここ柳ヶ瀬に集結・・・するわけがない(笑)。でも、今日はミュージシャンのお客様が多かったなー。 2−1は、溜めの効いた比較的スローなテンポで演奏される。いわゆる「大ちゃんテンポ」というやつだ。 まあ、このテンポのブルースは彼の独壇場!
トリは鳥
濃厚ブルースのあとは、雰囲気を変えて爽やかサンバ。 いつ何時聴いても気持ちが盛り上がる曲だ。僕は、リッチーコール(as)がボビーエンリケス(p)とやってるバカみたいに明るいやつが 好きで、一時はまっていたことがある。カンペイさんの痛快無比なピアノがそんなことを思い出させてくれた。 大スタンダード2−3に続いて、いよいよ「あの人」がステージへ。冒頭に書いた「漠然とした期待」が叶うときがきた。 大きなチャルメラ(?)を持って現れたのはもちろんナッチの師匠、野々田万照さん。第一声は、

   「あけおめ〜!元気ですか〜!元気があれば何でもできる。ダ〜!」

既に、かなりイイ調子。さらに、

   「弟子が心配で焼酎『百合子』を飲みすぎました。とっても濃くて悪酔いしてしまいました」

ときたもんだ(笑)。さて、師弟共演はお約束の「鳥」。 スペシャルライブのような盛り上がりの中、お年賀ライブが終了し、即座に新年会へ突入。

場外アーチ
もちろんBAGU、トライトーン合同新年会だ。カトちゃん・古ちゃん・フリーマンさん・宇野くんなど中核メンバーは全員集合。 そこへ、悪代官、カンペイさんが加わる。このメンツでの新年会が一体どんなものなのか・・・。今さら説明する必要もあるまい。 そもそも描写した瞬間に法律に引っかかる(笑)。

さて、予想通りの大盛況でスタートした今年のレギュラーライブ。いやいや、予想以上だったなー。 一番打者として「とにかく塁に出て足でかき回してこい!」と指示を出した猿渡監督。フタを開けたら何故かナッチが塁を一周して 戻ってきた。目を丸くする監督に一言。

   「監督スミマセン〜、場外ホームラン打っちゃいました〜♪」
猿渡監督も笑顔でハイタッチ!

ナッチ&万照さん
ラストは師匠とともに・・・
笠井さん
本日はサックス・カルテットです


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