スキャット & スキャット

祐生薫 + 新谷卓也カルテット
祐生薫(ts) 新谷卓也(p) 川野秀樹(g) 北川弘幸(b) 猿渡泰幸(ds)

ギタリスト注入
昨晩のアンジェロに続き、岐阜2daysの締めくくりはもちろんBAGU。 現役の医師である祐生くんは、基本的に土日しか音楽活動ができないという制約があるため、2days以上のツアーはあり得ない。 今のところ(笑)。明日は、移動日ということで休暇を取っているようだが、ハードスケジュールには変わりなし。 そんな多忙な中、昨年11月以来2ヶ月ぶりのBAGU出演が実現した。でもひとつだけ変化が。 メンバーに僕の大好きなギタリスト川野秀樹さんが加わっているのだ。 1stCDではあの吉田次郎さんがギターを弾いているが、今夜はそんな編成に合わせて川野さんがコールされたようである。 まさにうってつけの人材がいたものだ。昨日と同じ曲もまったく違った表情をもって客席に届けられた。
祐生ライブとは?
曲順を決めない。リハーサルに無い曲を突然やる。これが、ある意味祐生ライブの特徴だったりする。 客席のリアクションを勘案しながら、動的にステージを組みたててゆく柔軟な姿勢の表れに他ならない。 そして、その緊張感がナイスなパフォーマンスを産み出すのである。もちろんバックのベテラン陣たちはどんな状況でも万事対応OK。 時にはリハーサルに無いことをやったりして、祐生くんをくすぐる余裕もチラホラ(笑)。
おめでとう 2題
この2ヶ月、ジャズメン祐生薫周辺に、うれしい出来事が起こっていた。 まずは、インターネットのジャズ専門情報サイト「jazz-page」で、『bitter sweet』がベストアルバム2003に選ばれたということ。 15枚が厳選されているのだが、その中の一枚に食い込んだ。ナベサダや、山下洋輔、はたまた森山威夫、渡辺香津美といったそうそう たるジャズメンと肩を並べているのだ。CD紹介はこんな文句で始まっている。

  「女性におされっぱなしのボーカル界であるが、久しぶりに強力な男性ボーカルの登場である」

そしてもうひとつ。スカパーで仙台でのライブが放映されるという。いよいよTVに露出することになったわけだ。 これを機にまた注目を浴びてくれるとうれしいなー。


first set

1.stella by starlight (inst)
2.a.m.2:00 (inst)
  composed by shintani
3.night and day
4.triste
5.day by day
6.say it
7.invitation
川野さん
祐生くん大絶賛!川野さんの武闘派プレー
北川さん
北さん、祐生くんの売り込みヨロシク!

second set

1.there is no greater love (inst)
  tanahasi(b)
2.beauty and the beast
3.one note samba
4.you don't know what love is
5.bitter sweet
6.gee baby ain't i got to you
7.love for sale
8.the song is you (an encore)

From Boston with Bass
さて、今夜は面白い人が遊びに来てくれていた。 名古屋大学ジャズ研出身のベーシストで、現在バークリー音楽院へ留学中の棚橋俊幸くんだ。 お父さんでラッパ吹きの幸男さん他、ご家族の人もご一緒である。 師匠である北川さんに呼ばれて2−1に参加することとなった。 親子共演以来、約3年ぶりのBAGU出演。 凄く雰囲気が変わっていてビックリ。ベースの腕も段違い。目に見えてたくましくなってる。 演奏中、辛抱たまらず祐生くんがステージに出てきてしまい、スキャットで参加。 突然の「事件」に客席も大ウケ。そして猿渡さんが、棚橋くんに一言。

  「やっぱり外国の芸人は違うな〜、さすがや〜」

とヘンな感嘆の仕方をして、これまた祐生くんに負けずにウケをとっていた(笑)。

クライマックス
そして、本日のクライマックスは、なんといっても祐生くんのオリジナル曲2−5であろう。 現在、レコード会社がCMに使ってもらうべく奔走中と聞く。CMなんかで流れたら、確実にブレイクしてしまうであろう。 そんな日を待つのもまた楽しみ。演奏は、川野さんと祐生くんのスキャット合戦に客席も大興奮の一曲となった。 ソロフレーズとユニゾンで唸り声をあげるベンソンばりの川野節が炸裂、祐生くんのスキャットとの相乗効果でグングンとヴォリューム を増してゆく。思わず祐生くんも川野さんの口元にマイクを向けて拡声を試みる。火の出るような演奏を終えて、驚き顔で一言。

  「川野さん、僕の2枚目のアルバムに参加してもらえませんか!」

それほど、素晴らしいパフォーマンスだったということ。2−6でもギターがフューチャーされ、スペシャル初登場の川野さん がいよいよ岐阜のジャズファンの間でも認知されるところとなった。川野ファンの僕にとっては喜ばしい限り。

そして残ったコアな面々
打ち上げでは、祐生薫が猿渡さんのお株を奪うくらいに絶好調。 精神科医のお話はすこぶる面白い。「興味をそそられる」と「笑える」の両方の要素があるのだ。 気がつくと、何故か昨晩のアンジェロメンバーに絞り込まれていた(笑)。 ずっと、付き合っていたかったが、翌日のことを考え途中帰宅。 また、次回楽しませてもらうことにしよう。

猿渡さん
猿渡さん、昨晩に続き絶好調
新谷くん
生ピにエレピに今日も大活躍
棚橋くん
バークリー在学中、棚橋俊幸くん


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