若女将デビュー戦!

中村トキオカルテット+浜千代美治
中村トキオ(ts) 藤井孝紀(p) 北川弘幸(b) 猿渡泰幸(ds) 浜千代美治(vo)

トキの一声
今夜、柳ヶ瀬でジャズ界の絶滅危惧種「トキさん」が久々に観測された。 半年に一度、ジャズ畑に還ってくる渡り鳥である。 昔馴染みの仲間とジャズを演奏する光景は、実にエネルギッシュ。喜びに満ちている。 お客様もいつもとかなり様子が違う。岐阜の財界トップのお歴々から、現役の生徒さんまで。 トキさんが一声鳴けばこれだけの人があつまるのだ。だから今夜はバーテンのシモ・キマコンビが てんてこ舞い!
JAZZの花道
ここでちょいと前回のライブを想い出してみよう。 そう、色んなゲストが飛び入りして遊んでいったっけ。 その中のお一人、「伊勢の若女将」が、今日は正式に出演者にクレジットされている。 立派な「出演歌手」だ。実は、前回の飛び入りがきっかけでトキさんと交流ができ、 ちょくちょくお仕事に使ってもらっているとにこと。そんな縁がとうとう若女将を BAGUのステージにまで押し上げた。浜千代美治という演歌歌手のような本名で今日は もちろんJAZZを歌う。
ヘビーなご挨拶
オープニングは前回同様、物凄いテンポの1−1。トキさんに言わせれば「軽いご挨拶」である(笑)。 いきなりバックの面々もトップギアにシフトアップし、ヴォリュームも自然に上がってゆく。 いつも比較的大きな音で客席に届く北さんのベースが、殆ど聴こえなかったくらいの迫力。 この音量もトキさん流の自己主張か・・・。とにかく半年間体のどこかに溜まっていた 「JAZZ」を一気にぶちまたるー!そんな勢いでゴリゴリとばしてゆく。
海乃めだか?
さて、若女将のデビュー戦。メローなテナーに後押しされてお約束のスタンダードを無難にこなしてゆく。 飛び入りで何度も上がったステージが今宵は彼女の仕事場所なのだ。思わず、こんなMC。

  「大海に放たれたメダカですね。今夜は上手に泳がせてもらえるか、大きな魚に食べられちゃうか・・・」

とにかく気合充分!緊張は見られない。もちろん旅館の宣伝もちゃっかりMCに織り交ぜ、調子を上げていった。 因みに1−7は、「今の私の気持ち」にぴったりだって。


first set

1.if i were a bell
2.blue bossa
3.???? (blues)
4.???? (latin)
5.you'd be so nice to come home to (vo)
6.the shadow of your smile (vo)
7.what a wonderful world (vo)
北川弘幸(b)
トキさんとの共演は何年ぶり?

カンペイさん、マスター、トキさん
カンペイさん、マスター、トキさん

second set

1.autumn leaves (kimata(b))
2.recard bossa nova
3.georgia on my mind
4.st.thomas
5.orange colored sky (vo)
6.sunny (vo)
7.i left my heart in san francisco (vo)

愛の洗礼
トキさんはあらゆる地元ミュージシャンの後見人だ。 今や立派なプロ・ベーシストであるキマちゃんも、トキさんが「ハリー・ポッター」と呼んで 可愛がる若き後輩、そして仲間の一人。 2−1ではステージに呼ばれ一曲演奏に加わった。 これがまたシゴキに近いアップテンポ(笑)。それでもしっかりリズムをキープするキマちゃん。 このように長老の愛の洗礼が、次世代の優秀なジャズメンを作り出してゆくのだ。
テナーで語る男
2セット目は、音量的なバランスも取れてきて北さんのベースもちゃんと聴こえるようになった(笑)。 しかし、ビートものでのトキさんのテナーは常に全力投球。対照的に1−3などのバラードではグッと音を溜めて、 そりゃもう素晴らしい味を出す。まるで、喋ってるような感じ。
オレンジはラッキーカラー?
浜千代さんこの演奏を聴いて、冒頭のMCで名言を吐く。

  「まるで戦場に来たみたいね。心のナイチンゲール浜千代です」

戦場の緊迫感に押されたか、2−5の出だしてちょっとキーを間違えたか(笑)。 ボクも大好きなこの歌だが、若女将は師匠であるマユミ・ロウさんに「これはあなたにぴったりの曲」と 推薦されたナンバーらしい。ゲンをかついで、今夜はオレンジのお召し物でマイカラーをアピール。 楽しい堂々とした歌唱に、はやくもテーマソング化の予感が・・・。

官能ムードテナー
ラストナンバーは、ご案内のスタンダードナンバー。 アメリカのおじいちゃん、おばあちゃんにも人気のある曲だ。 これを、ねっちりゴスペル調でたっぷりと歌い上げる若女将。 そして、トキさんのテナーがまた凄い!まるで、サム・テイラーだ! こんなエロいテナーは久々に聴いた。この色気は一朝一夕には到達できない領域である。 いやはやいろんな引き出しもってますね〜。 今宵は、このエロさにカンパイ!
キマちゃん
トキさんのご指名!キマちゃん
若女将
ノリノリの笑顔、若女将!


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