大ちゃん待望のレギュラーデビュー!

笠井大介トリオ
笠井大介(p) 国島洋(b) 猿渡泰幸(ds)

レギュラーライブで演奏するには
4月某日、カウンターで東さんの演奏に耳を傾ける笠井の大ちゃんに声をかけたら、いつになく神妙な顔でこう切り出された。

  「BAGUで演奏したいんやけど、どーしたらいい?」

僕としては「猿渡さんにお願いすれば」としか答えようがなかった。 正式には、レギュラージャズメン加盟料30億円を納付し、10年間バーテンダーとしてカウンターで働きながら、 猿渡さんのライブにボーヤとして年間100本以上随行することがレギュラーライブ出演の条件であるが、 猿渡さんにお願いすれば、それらがすべて免除されることがあるからだ。

笠井大介・・・動く
そんなやりとりの直後、山が動いた!すぐさま、丁重に出演を申し込む大ちゃん。 僕に聞いたのは単なるキッカケ作りだったようだ。さあ、猿渡さんの反応はいかに・・・。

  「おめーは、まだはえー!まーちょっと修行せい」  OR  「ええよ!いつがイイ?」

もちろん、後者だったから今宵のライブがあるわけだが、その瞬間はなかなか緊張感に溢れていた。 大ちゃんは安堵の表情で早速盟友国島さんに出演打診のメールを入れる。ここに「笠井大介トリオ」レギュラ−デビューが決定。 まめな来店と、幾多の飛び入り演奏でその「音」と「顔」を売り込み続けてきた大ちゃんの演奏意欲がしっかりマスターに 伝わっていたというわけだ。

いつでもどこでも笠井節
ライブ当日、いつもの飛び入りセッションと変わらぬ音が店内を満たしていた。 このところピアノトリオ自体が珍しくなってきているBAGUライブ。 こういった「新人」の登場はとてもエキサイティングな出来事である。 今宵は、全編笠井節。そしてバックの国島先生と猿渡さんは、大ちゃんから自由奔放な演奏を引き出すためのベスト布陣といってもいい。 ジーン・ハリス、ビル・エヴァンス、オスカー・ピーターソン・・・彼が敬愛してやまない巨人たちのエッセンスがぎっしり詰まった 堂々たるステージだった。そして国島先生のベースが実にこの笠井節にマッチしてイイ味を出している。 彼も数々のセッションで腕を磨いてきた地力のある実践派ベーシストの一人。 僕も思わず「イエー!」と掛け声の漏れる胸躍るひとときを過ごすことができて大満足!

first set

1.hamp's blues
2.stella by starlight
3.besame mucho
4.blue in green
5.shiny stoking
6.one o'clock jump
国島さん
国島先生もレギュラーデビュー
猿渡さん
新レギュラーを後ろから見守ります

second set

1.hymn to freedom
2.satin doll (kanpei-san(p))
3.misty
4.softly as in a morning sunrise
5.georgia on my mind

応援団団長
カウンターで、杯を傾け「笠井カッコエ〜」と叫んでいるのは、ご存知カンペイさん。 笠井大介トリオのデビューに、珍しくお客様として駆けつけてくれている。 そして、この記念すべきライブに華を添えるべく、飛び入りで2−2を披露。 1−5の韻を踏む形で粋なサテンドールが始まった。ちょっと大ちゃんぽかったのは気のせいかな(笑)。 いつにも増して熱のこもった演奏だ。不動のBAGUレギュラーにして岐阜bPのピアニストは、その「音」で有望な 後輩を叱咤激励する。
Piano Madness! & Bass Madness!
さて今夜は、笠井節が横溢する1−5、2−5といったところから、普段の飛び入りじゃ絶対ありえない1−4、2−1といった ところまで幅広く披露してくれた。 奏者のやりたいことがこれだけ明確に伝わってくると気持ちがいいものだ。迷いが無いというか何というか。 だから、やはり彼にはトリオが似合う。まさに「ピアノバカ笠井大介」そして「ベースバカ国島洋」の世界であった。
第三の男
現在、猿渡さんがBAGUでレギュラーを1本まかせられる岐阜のピアニストといえば、真っ先に浮かんで くるのはカンペイさん。そして東敬二さん。 実は、そこに続く第三の男を渇望しているのがBAGUの現状だったりする。新谷卓也、古田大地といった若手も頑張っているなか、 今宵ここにまた一人、アーシーにスィングする小粋なピアニストが名乗りをあげた。次回、浦田バンドに正式に雇われて2度目のレギュラー 出演が予定されている大ちゃん。そこで再びその真価が問われるだろう。乞うご期待!
国島さん&大ちゃん
ベースバカ&ピアノバカ
大ちゃん
いつもと変わらぬ笠井節!


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