歓迎!山下真理御一行様

山下真理カルテット
山下真理(vib) 川野秀樹(g) 北川弘幸(b) 猿渡泰幸(ds)

初ライブ
新春初ライブは、初出演の山下真理さん。そしてBAGUでは大井貴志さん以来のヴィブラフォン。 彼女がバークリー音楽院を卒業して帰国したのが2003年1月のこと。以来、地元東海地方を中心に広範にライブ活動を続けるなか、 きっちり2年かけてやっとBAGUにたどり着いたというわけだ。 初出演の経緯は「川野さん発北川さん経由BAGU着」というルート。 ふむふむ、まあ北川さんまでたどり着けばBAGU出演は時間の問題ということですな〜(笑)。 そして岐阜ジャズ界のゴッドファーザー猿渡さんとは初共演となる。 何故か下の名前(ヤスユキ)がなかなか覚えられなくて苦戦する真理さん。 ヒロユキ&ヤスユキで「ユキ繋がり」って覚えてね(笑)。
白いサウンド
僕が真理さんを聴くのは2度目。ご挨拶がてら一度名古屋に聴きに行って以来である。 今宵のオープニングはチックコリア。これで掴みは万全!以降、カッチリとアレンジされたスタンダードのオンパレードとなった。 彼女の音は、ミルト・ジャクソンの様にアーシーにグルーブする「黒い」サウンドではない。 どちらかというと白くて爽やかである。4本のマレットを巧みに操り、とてもコンテンポラリーなサウンドを提供してくれた。 彼女がレッスンを受けたというゲイリー・バートン、あるいはステップスのマイク・マイニエリといったところの匂いに近い。 もちろん北川さん、猿渡さんという4ビートの権化のようなベテランが後ろに控えていることもあり、 ジャズをベースとして、ほどよくロックを、あるいはフュージョンを振りかけたといった感じかな・・・。とにかく心地よい音だった。
時をかけるギタリスト
今宵、真理さんのコンテンポラリー・サウンドを下支えしていたのは何を隠そう川野秀樹その人である。 グラント・グリーンをこよなく愛し、60年代の音で真っ向勝負をかける武闘派ギタリストの姿は影を潜め、 ステージ上にはなんと「立って弾く」川野さんがいるではないか!しかもそのギターはジャズギタリスト垂涎の的 「ディアンジェリコ」のニューヨーカー!さらに足元にはエフェクターがずらりと並んでいる。 そのサウンドには、いつもと較べてゆうに20年くらいの時代差があった。まさに「時をかけるギタリスト」。 音に合わせて演奏スタイルもガラリと変わっているのにもビックリ! 昨年あたりから、かなり計画的にこのスタイルを模索しつつ各所で試行していたようである。 過去に一度だけニューヨーカーの試行を目撃(BAGU以外)しているがその時は単純にギターが違ってるという印象しか受けなかった。 それが今宵は驚くほどのニュースタイルに変貌。「SUPER400」「L5」「ニューヨーカー」この垂涎名器3兄弟をひっさげて 日夜ジャズクラブに出没するスーパー・サラリーマン!さて、あなたが見たいのは何時代の川野さん?
山下真理歓迎会
最後の最後に、バークリー時代に住んでいたボストンの有名なストリートをモチーフにしたオリジナルを披露。 これがすこぶる爽快な曲で一発で好きになってしまった。 演奏終了後は、山下真理さん歓迎会。寄ってたかっての根堀歯掘の質問責めで彼女のベールを1枚1枚剥ぎ取ってゆく(笑)。 最後に残ったのは至極真摯な演奏家の飾りのない姿。CCさん、猿渡さんのシモネタ攻勢に少々引き気味だったが、 それは当たり前。若い婦女子が平気でいられても困る(笑)。さー、夜も更けて歓迎会も一段落。 これから2時間以上かけて鈴鹿に戻ってゆく真理さん。いやはやバイタリティーですね〜、若さですね〜。 遠方からご苦労さまでした!またのご出演、心待ちにしております。

1st set

1.le fiesta (chick corea)
2.body and soul (johnny green)
3.moon river (henry mancini)
4.beautiful love (victor young)
5.all the things you are (cole porter)

2nd set

1.wave (a.c.jobim)
2.bewitched (richard rodgers)
3.my favorite things (richard rodgers)
4.from huntington (mari yamasita)
川野さん&北川さん
満を持して立ち上がった!川野さん!
真理さん&猿渡さん
初共演の場面です!
真理さんMC
えーっと〜、ユキつながりだから〜(笑)


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