野々田兄弟、母校で熱演!

野々田兄弟 一応講演してます

土曜日。こんなこと書くとマスターにおこられそうだが、いつもならお昼の「吉本新喜劇」が始まるまで目覚し時計なしでぐっすり眠る日である。 ところが今日はそうはいかない。知る人ぞ知る「北の万猿」のコンサートが「朝っぱらから」あるからだ。 今日のコンサートは鷺山小学校(岐阜市)のPTA講演会として行われ、正午の下校時刻までには終わる必要があった。 僕は、「これから始まります」というボーヤのMさんからの電話で目を覚ましたが、外出できる状態に持ち込むまで30分を要し、 到着した時は1セット目が終わっていた。とりあえず楽屋(校長室っぽかった)に挨拶にいくと北川さんがいて、 「小学生は素直に反応してくれるので面白い」と笑っていた。それは楽しみとばかりに2セット目に臨んだが何故か父兄ばかり。 なんと、1セット目が「児童」、2セット目が「父兄」という構成だった。そうと知っていたら無理して駈け付けたんだが、仕方ない。 演奏はいきなり僕の大好きなホレス・シルバーの「ソング・フォー・マイ・ファーザー」から始まった。 体育館に響き渡るジョー・ヘンダーソンも真っ青のサックスは、確かに「子供にはまだ早い」大人の音だ。 しかし今日はあくまで講演会。もちろんアルコールはご法度。万照さんは、曲間に確かに講演をしていた。ジャズの醍醐味について、かなりわかり易く、ユーモアたっぷりに。 場内は爆笑の渦となったのは言うまでも無い。お客さんをグッっと引き寄せるツボを心得た痛快なしゃべり(講演)に僕もグッと引き寄せられる。

「北の万猿」とは北川弘幸(b)、野々田万照(ts)、猿渡泰幸(ds)のトリオを指す。言わずと知れた岐阜が世界に誇る(?)ジャズメン3名である。 そこに、万照さんのバンド、「ヘンリーバンド」よりマロさん(perc)、そして万照さんの実兄、野々田久嗣(g)さんが加わってのクインテット編成。 そして野々田兄弟は「鷺山小学校」のOBである。幸せな小学校だ。子供ができたらここに通わそう。そして今度は父兄として最前列で聴くのだ。

僕の興味は、演奏のほかにもうひとつあった。それは、小学生や父兄相手にどんな曲を演るのかということである。 「ソング・フォー・マイ・ファーザー」に始まり、ハービーハンコックの「カンタループ・アイランド」、ルイス・ボンファの「カーニバルの朝」 ロリンズの「セント・トーマス」と続いた。4ビートあり、8ビートあり、ラテンあり、いずれも時代・地域を越えたジャズの大スタンダードばかりの欲張りな選曲だ。 万照さんのサックスは勿論、MCよりも饒舌に「JAZZ」を語っていた。すばらしい。下校時間が迫るなか、アンコールもあった。 なんと客席からリクエストの声がかかる。「チュニジアの夜やって!」、その瞬間北川さんが力強くイントロを引き始めた。万照さんが慌ててサックスを構え、 マスターもすぎに対応。大盛り上がりでコンサートは終了し、子供たちはお父さん、お母さんとともに帰宅。 さあ、10/22(月)はいよいよバグで万照さん率いるインフィニット・サークルのライブだ。今度は酒を飲みながらセクシーな演奏が存分に聴けそうだ。 今日、ご参加のご父兄のみなさん、学校の先生方、22日は是非バグへ!

北の猿? 体育館風景
北の猿? 「北の万猿」バンド
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