♪明日がある〜♪

川島vs悪代官

後藤さん この日は、仕事が立て込んでいたのと、運悪く深夜の作業が予定されていたためスターアイズ行きの道は事実上絶たれていた。 ところが直前になって深夜の作業が他の人にお願いできることになった。ジャズの女神様がちょっとだけ僕に微笑んでくれた。 あとは自分の仕事の区切りをつけさえすれば何とかなる。昼過ぎあたりから「yesterday」「solar」(full notes)といったお気に入りの川島さんの 演奏が頭の中を駆け巡っている。そして定時を過ぎてかなりたった20:00頃、川島さんのテナーがフッとやんで、頭の中に別の曲が流れてきた。 「明日がある〜、明日がある〜、明日があ〜る〜さ〜♪」。ジャズの女神様がウインクしながら頭の中のCDをチェンジしてくれたに違いない。 「そうだ!仕事は明日もできるが、川島哲郎+後藤浩二トリオは今日しか聴けない!」こんな単純なことになぜ気付かなかったんだろう。 女神様に感謝しつつ仕事に無理やりケリをつけて会社を出る。スターアイズに到着したのは運良く1セット目が終ったあとのブレイクタイム中だった。 マスターとボーヤのゴリさんに挨拶したあと、店内を見渡してちょっと拍子抜け。満席を予想していたのに意外とお客さんが少ないのだ。 悪天候の月曜日、やはり客足は鈍るみたいだ。天下のスターアイズでも・・・。そんな店内で僕の方を見て微笑んでいる人がいる。 女神様か!いや違う、大井さんだ。よく見るとリーベの河村くん、渡辺さんご夫婦も一緒だった。岐阜のじんで1テーブル占拠していたわけである。 この日のお客さんは総勢14名(うち岐阜から5名)、ミュージシャンは総勢4名(うち岐阜から2名)、ボーヤは総勢1名(うち岐阜から1名)、 つまり岐阜のメンツが大半を占めている。ハハハッ、まるでBAGUにいるみたいだ。腹ペコだった僕はビールとスターアイズスパを注文して 2セット目を待つ。スターアイズスパというのはシーフードや野菜がたっぷり入った贅沢なスープスパで、スープが煮えたぎっていてとても熱い。 この熱さがいつまでも持続するのでライブを聴きながらすこしづづ食べていてもなかなか冷めないところがいい。具だくさんなのでビールのつまみ としてもバッチリで、僕のお気に入りメニューだ。ただ猫舌の人は避けたほうがいいでしょう、フーフーしたくらいでは冷めませんから。

川島vs北さん さて2セット目は川島さんのソロテナーが延々と続く熱いオープニングで幕を開けた。このままソロで終るのか・・・。マスター、北川さんはそでで くつろいでいるが後藤さんはピアノに座っている。デュオであることは間違いない。静まりかえった店内に川島さんのテナーだけが響き渡っている。 とことん綺麗な音色、圧倒的なパワー、溢れ出るフレーズの泉、贅沢な時間が流れる。やがてテーマが現れた「見上げてごらん夜の星を」。 そして後藤さんが静かにからんで、この日本のスタンダードはまさに極上の一品に仕上がっていった。川島さんはアフリカに行った時に、現地で日本の曲を教えてくれと言われて ちょっと困ったらしく、それ以来日本の曲を探求中とのこと。さて2曲目からはマスター、北川さんが入る。この曲はある意味今日のハイライトであった。 途中、川島さんの合図とともに「川島vs悪代官」の掛け合いがスタート!上の写真はその時の様子だが、マスターはいっぱいいっぱい、川島さんもノリに ノっていてなかなか見ごたえ、聴きごたえがあった。こういう掛け合いはこれからもどんどんやってもらいたい。次はボサノバでちょっとクールダウン。 マスターのリムショットが心地よい。そしてクールダウンもつかの間、激しいサンバが始まった。川島さんのオリジナルでちょっと凝ったリズムの曲である。 南米系に目が無い僕は手放しで楽しめたこの曲も、各プレーヤー長いソロをとった。特に後藤さんのソロが実によかった。こんなに伸び伸びとラテンタッチで弾きまくる 後藤さんを初めて見た。真夏にもう一度聞いてみたい。大喝采のなか、2セット目が終了して14名がひとつになってアンコールの手拍子、足拍子。 「body and soul」が始まる。じっくり聴きながら、やっと冷めてきたスパゲティの具をすべて平らげて2本目のビールも空けた。 マスターはこの日も120%全力投球、つまり叩き過ぎの頭痛と酸欠でかなり消耗していた。僕は岐阜に戻ってからBAGUで焼きそばを食べて「明日」に備える。 お願いしてきた深夜の仕事はうまく行っているだろうか?ちょっと仕事が頭をかすめた。 Tさん、Sさん、Kさんありがとう、おかげで凄いライブを見ることができました。この埋め合わせはいつか必ず・・・・。

記念撮影 マスター120%
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