My Favorite Trio

ユカピー 黒幕 悪代官

先月5日、「大雪」のためユカピーライブを聴き逃していため今日は気合が入っていた。 文字通り「雪辱戦」である。仕事の都合で1セット目からの参戦は無理。 さて今日は何時の特急に乗ろうか・・・。 名鉄名古屋本線の新岐阜発豊橋行特急、別名「スターアイズエクスプレス」(実は僕だけがそう呼んでいる)。 18:23発に乗ると1セット目に間にあうため、これが1号。その後2号、3号と続いて999号まである。 「スターアイズエクスプレス999」だ(ウソです)。この日は2セット目に間にあうように8号に乗車することにした。 ビジネススーツ、ビジネスシューズにビジネスバッグ、仕事の匂いのするモノを身にまとってライブに行くのは本意では ないが仕方ない、気持ちを切り替えよう。 岐阜−名古屋間、名古屋−スターアイズ間というのは電車を利用した場合、トータルすると約35kmとなる。 江戸の人にもわかり易いように、この距離を新宿を起点に測ってみよう。まずは西へ向かうと八王子を越えて高尾山まで 行けてしまう。東へ向かえばディズニーランドをはるかに越えて習志野あたりまで突き抜ける。そしてユカピーの地元埼玉に 向かえば浦和・大宮(現在さいたま市)を横目でみながら桶川まで到達。南に向かうと鎌倉まではちょっと無理だが磯子までは 何とか行ける。さて江戸の方にわかっていただけただろうか?本日はその岐阜からやってきた2人のミュージシャンとユカピーの トリオ、僕の大好きなトリオである。到着した時は、ユカピーが「tenderly」を歌っていた。まだ1セット目をやっていたわけだ。 そして次の曲で1セット目終了。曲はお馴染みの「you'll never know」、これが聴けただけでもラッキーであった。周りを見渡すと大野先生、 服部御夫妻、山下さん、例によって例の如くいつもの顔が集合している。

ユカピー 北川さんの地元福井から、わざわざこのトリオを見にやってきたという主婦(僕と同級生だった)とおしゃべりをしながら、 いつものようにスターアイズスパと生ビールを注文して2セット目を待った。 1曲目は「mash」、反戦歌だそうだ。たしか昔マッシュという戦争映画かTVドラマがあったような気がする。それの挿入歌か主題歌か、 とにかく初めて聴く曲でユカピーの新レパートリーである。まずはヴォーカル無しのトリオ演奏でスタートした。 そしてユカピーのボーカルで聴く「when i fall in love」がまた絶品だった。今日も僕は最前列のかぶりつきで、さらに身を乗り出しての観戦である。 ドラムの目の前もいいところ、殆どドラムセットの1部と化しており、やもするとマスターにシンバルと間違えて頭をはたかれそうな位置に 座っていた。トリオ以外は何も目に入ることのないこの場所、結構贅沢な席だ。最近、ユカピーはCD収録曲のライブ披露を、 意識的に封印しているという。ところがこの日はお客様から「是非!」というリクエストがあったようだ。 しかも、そのお客様はご自分のホームページでユカピーを大きくとりあげており、このリクエストには 「もし演奏してくれなかった場合、即刻そのページを過去ページに移してしまうから覚悟せよ!」という殺し文句まで付いていたという。 これは明らかな「恐喝」であり、新手のIT犯罪として歴史(JAZZ史)に残る大胆かつ巧妙なリクエストだ。 しかし、残念ながらこの時ばかりはユカピーに加担する者はいなかったようだ。僕を含め客席全員が「ユカピー、彼の脅しに屈して1曲やってくれ!」 と思っていたに違いない。みんな「彼」の味方、つまり共犯者と化していた。 そしてマスターは下がり、北川さんとユカピーのデュオで「blue prelude」が始まる。ここに完全犯罪が成立した。 トリオに戻り、実に面白い「bye bye blackbird」(残念ながら歌なし)が聴けた。次回のCDにはインスト曲も入るかな? さて、一度「脅し」に屈してしまうと際限がなくなるもので、次の曲は「street life」となった。 客席の闇のなかで「彼」がキラリと目を輝かせてほくそえんでいることだろう。僕もほくそえんでいた。いつ聴いてもイイものはイイのだ。 さて、残るはアンコールのみ。今日は何だろう。「desperade」なら100点、「mista」なら120点だ。割れんばかりの拍手の中から 聞こえてきたのは・・・・「my funny valentain」。そうこの季節の定番ソングである。終了後、僭越ながら150点をつけさせて頂いた。 ライブ終了後、店の片隅でユカピー、マスター、そしてヤマシタさんをはじめユカピーフリーク(全員男性)たちが輪になって話しており、 まさに「ファンの集い」状態。ファンを大切にするユカピーらしい光景である。彼らは次回も必ずやってくる。もちろん僕も。

ユカピー&黒幕 ユカピー
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