初雪

猿渡4+1

今年もやってまいりました!松坂屋のクリスマスイベント。 猿渡さんにとってもこれが本年最初のクリスマスライブだ。思えば昨年は古賀みゆきさんがゲストだった。 そして今年は何と俊三さんが特別ゲスト。もちろん急遽決まったことらしいが。 タダで俊三さんが聴けるとあれば、多少の電車賃はいとわない。 そして、今年のヴォーカリストは本年いよいよ江戸デビューを果たした名古屋の歌姫、司いつ子さん。 どう転んでも楽しいライブになることは間違いなし!

会場は、栄の松坂屋本店南館オルガン広場。 すでに買い物客で仮設席は埋まっており広場のいたるところに立ち見客があふれている。 その中に一人の著名なピアニストを発見。今晩「風庵」で俊三さんと共演する後藤浩二さんだ。 今日のピアノはダニーなので後藤さんは純粋にお客さんだ。

頭からいきなり俊三さんのラッパ全開!松坂屋店内に響き渡る俊三さんのストレートアヘッドなJAZZ、う〜ん不思議な光景だ。 2.から”いっちゃん”こと司いつ子さん登場。 三槻さんのお弟子さんで免許皆伝の使い手(何の?)。余裕たっぷり、堂々のステージングである。 さあ3.あたりからクリスマスの匂いがプンプンしてきたぞー。会場の反応も上々。 そういえば俊三さんの歌伴も貴重だ。ポーターの4.など物凄いソロで会場全員「目が点」状態。はたして俊三さんをご存知の ギャラリーが何人いたのだろう。知らない人には教えてあげたい。

 『えー、買い物帰りにちょっと腰を休めているそこの奥様方。皆さんは今、本物を聴いちゃってるんですよ〜。
   貴重な体験をしてるんですよ〜。よーく憶えて帰ってくださいね〜!』

てな具合に。


first set

1.solar
2.cheek to cheek
3.amazing grace
4.my heart belongs to daddy
5.white christmas
6.love
司さん
ダニー

second set

実は、聴いてません。
夜の風庵に備えて岐路についてました。
突然、回りを固めていた店員らしき一団が仮設席に歩み寄り、ビニール袋を配り出した。 お世辞にも「手際が良く」とは言い難く、意味も不明のため何が始まるのか立ち見の僕らも興味津々。 ビニールを掲げて「ウェーブ」でもするのか? 或いは早くから来て仮設席をゲットできた人だけにサンタさんのプレゼントでも用意されているのか? 5.が始まった瞬間にその謎が解けた。 なんと天井から「雪」が降ってきたのだ。もちろん本物ではなくダミースノーだが、視覚的効果は抜群である。 ステキな初雪のプレゼントに文字通り気分はホワイトクリスマス。ビニールは雪よけってことね。 うーん、これで満足!夜に備えて1セットだけ聴いて岐路につくことにした。

初雪の感動も束の間、松坂屋を出たら突然の雨。残念ながら雪にはならず、冷たい雨のまま陽は暮れていく。 いよいよ3時間後は風庵だ。

買い物帰りに偶然聴いて帰ったなおばちゃんと、ジャズの大好きな息子の会話
 「今日、松坂屋であんたの好きなジャズやっとったに」
 「へー、誰が出とったん」
 「興味ないで憶えとれせんけど、歌はツカサさんとかいっとったね」
 「ほー、結構イイひとでとるがね。他は?」
 「そーいやー、ラッパの人がおったわ。大野何とかって人」
 「名古屋にそんな人おったかなー?まさか大野俊三じゃないよなー。まさかなー」
 「そーそー、確かにそういっとった。俊三さんって。3時からもう一回やるであんた行ってこやー」
 「マジ!何でそれを早く言わんのやー、このクソババア!」
 「親に向かってクソババアとはどういうことやの!待ちなさい〜」

何の変哲も無い平和な名古屋の家庭で、もしかしたらこんなやりとりが実際に繰り広げられたかもしれない。 プライベートな来日じゃなきゃ絶対あり得ないライブである。息子よ!急げ!

北さん&俊三さん 猿渡さん

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