初夏には木陰でジャズでも・・・

後藤浩二3
後藤浩二(key) 名古路一也(b) 猿渡泰幸(ds)

GWは日本晴れ!
ゴールデンウイークである。3連休である。天気予報は3日とも快晴である。 出不精の僕もさすがにこれだけシチュエーションが揃うとちょっと部屋でゴロゴロしてはいられない。 朝8時に目を覚ましあれこれ考えた。なるべくお金のかからない遊びをしよう。 久々に金華山にでも登ろうか、それとも長良川の川原で読書かな。うーん、でも音が欲しいなー。 そういえば可児で猿渡さんの野外ライブがあると聞いていたっけ。でも「可児」としかわからない。 そこで、ネットサーフィン20分。あったー!会場が判明したところで、準備を開始し、 渋滞を見越して開演の2時間以上前に岐阜を出発。
可児の新名所
予定通り(?)国道21号線の大渋滞につかまり、通常1時間で行けるところを丁度倍の2時間を要して会場に到着。 この日、岐阜の気温は何と28.9℃まで上昇。車を降りた瞬間あまりの暑さにクラッときてしまった。 さて今日の会場は「可児市文化創造センター」 という仰々しい名前のついた施設である。ここは音楽、演劇、絵画などなどあらゆる文化芸術分野の超一流どころが 集り、本物のパフォーマンスを繰り広げ、文字通り文化を「創造」し「発信」する場所だ。 我々ジャズファンに身近な例をあげれば、このセンターではあの森山威男(可児市在住)がドラム教室を開講していたりする。 可児ではジャズも立派な芸術なのだ。
野外芸術開始
午後1時、渋滞であわや遅刻かと心配された主役芸術家「後藤浩二」が会場に到着。滑り込みセーフだ。 ゆっくり昼食をとり、一服ついた余裕の猿渡さん、名古路さんとは対照的に汗を拭き拭き、到着して即エレピに座る後藤さん。 それでも定刻通り演奏は始まった。センター内の野外イベント施設「水と緑の広場」が今日の会場、そしてチャージは無料。 最前列には高校生と思われる男女の集団が体育座りをして音を待っていた。ステージ左右には大きな木が植えられており、 紫外線の気になる年頃の大人はこの木陰を陣取っている。炎天下の昼下がり、夏らしく「スイカ男」でスタート。 最初、野外特有のガチャガチャした音と反響が妙に気になったが、瞬く間に修正されGOODなサウンドになっていった。 さすが、このセンターは優秀な技術スタッフも擁しているようだ。さてご挨拶代わりの一曲を終えて親方の後藤さんがMC。

  「みなさんこんばんわ〜!」

なんの狙いもなく素直に出た言葉(笑)。そう、ジャズは夜のお仕事。こんな陽の高いうちから働くことは珍しいのだ。 そしてジャズの色は黒である。皆さんステージ衣装は黒いシャツに黒いジャケット。まともに熱を吸収している(笑)。


1st set
1.watermelon man
2.take the 'A' train
3.girl from Ipanema
4.caravan
後藤さん
名古路さん 2rd set
1.summertime
2.someday my prince will come
3.st.thomas
4.night and day
5.billy's bounce
6.i had to be you (an encore)

観衆の反応は?
偶然通りかかったという方が大半を占めているであろう今日の聴衆。面白い反応が見られた。 Aトレインの曲紹介を聞いて何故か最前列の高校生軍団が「ウオーーーー!」とちょっとビックリするくらいの リアクションを見せた。なんだ、なんだー、ひょっとして音楽の授業で習ったか?エリントンなら教科書に載っていても おかしくないしなー。この高校生集団の反応は今どきの若者の趣向を汲み取るうえでも役にたちそうだ。注目してみよう。 キャラバンの猿渡さんの渾身のドラムソロ、これにも大きく反応。盛大な拍手を送っていた。皆本当に素直に楽しんでいる感じ。 2セット目の「いつか王子様が」でもディズニーと聞いた瞬間にAトレインに負けないくらい大きな歓声が上がった。 ちらしには後藤さんのオリジナルを演奏すると書いてあったが、状況を鑑みてか結局オリジナルはゼロ。 そのかわり初夏にビッタリ合う超メジャースタンダードばかり集めて確実に聴衆の心をムギュッと掴んでいた。
昼も夜も
2セット目までの休憩時間、僕は木陰にねころがってお昼寝。これがすこぶる気持ちいい。しかもジャズの生演奏付きだから もう言うことはない。幸せなGW初日だ。さて汗ぐっしょりかきながら広場一杯に文化を振り撒いた3人の芸術家たちは、 これから本来の夜のお仕事のため多治見に向う。僕も「昼も夜も」といきたいところだが、夜はちょいと別件がありパス。 またまた渋滞に巻き込まれながら名古屋方面に向った。久々の野外ライブ、本当に気持ちよかったなー。 草の匂いと涼しい風さえあればビールなんていらない!

猿渡さん 後藤浩二3

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