Let’s Dance !

メリー&猿渡泰幸カルテット
メリー(vo) 白井淳夫(as) 伊藤昌司(p) 北川弘幸(b) 猿渡泰幸(ds)

笠松の夏の入り口
このコンサートも今年で3年目、もはや笠松の夏の風物詩(?)となりつつある。 メリー、北さん、猿渡さんは3年連続出演の不動メンバー。 町民の方の中にはこの3人の演奏を聴かないとその先に待っている「暑〜い夏」が乗り切れないという方も大勢いるはず。 もしこのライブが無くなってしまったら、皆さん何となくモヤモヤしたものを抱えながら、 消化不良気味の夏を過ごすことになる。これは、町民の精神衛生上よろしくない事態であり、 行政機関としてはこの季節の最優先の催しとして毎年この3人を招聘し、町民の「心の健康」の 維持・向上を図る義務がある(笑)。
新メンバー紹介
多くの優秀なミュージシャンを笠松の皆さんに紹介しようという意図で、猿渡さんはメンバー構成に 若干の変化を付けてきた。昨年の後藤さんに代わって、今年のピアノは伊藤さん。 クラシックからジャズまで幅広くフォローできる実力派である。 TV・ラジオの仕事が多忙で、ライブ・フィールドに現れることは珍しいとのこと。 この人はメリーのリクエストだったらしく、もちろんその相性はバッチリ!

もう一人の新人(笑)が、アルトの白井さん。猿渡さんは言う、

  「今日は、これぞアルトサックスの音!というのを皆さんに聴いていただきたい」

と紹介した。それほど「音」が素晴らしいということ。 こちらも昨年の若き売れっ子女性奏者ミッチーとは明らかに趣を異にする人選である。

2部構成
1〜5曲目まではカルテットの演奏。白井さんの選曲となるが、2は受けたな〜。 桑田圭祐の3も個人的にはうれしい曲。さすが白井さん、この手のコンサートに何が必要か十二分に 心得ていらっしゃる。6から先は、お待ちかね、怒涛のメリー・ワールド!6はメリーにとっては 出囃子のようなもので、イントロが始まった瞬間みんな条件反射でステージ後方に注目。 メリーが客席を縫うようにして歌いながらステージへ向かう。
Great American Songbook
まるで、ミュージカルを見ているような華やかでユーモアたっぷりのステージングは今年も観客を魅了する。 5人のプレーヤーが実に見事にアメリカのポピュラー史を再現。最前列に陣取っている僕ももちろんステージに釘付けである。 これはコンサートというより、上質な「ショー」といったほうがしっくりくる。


1.only you
2.theme from Lupin the third
3.natsu wo akiramete
4.stardust
5.tristeza
6.new york new york
7.hello dolly
8.green, green grass of home
9.many tears ago
猿渡さん
司会&リーダー、猿渡泰幸
白井さん&北さん
是非、その「音」を聴いてください!
10.for once in my life
11.i will survive
12.cabaret
13.diana
14.sukiyaki
15.swanee
16.without you
17.you are my sunshine (an encore)

踊るあほうに見るあほう
今年も、ステージで踊りまくるメリー。したたり落ちる汗を見かねてか、客席からハンカチの差し入れが あったくらい(笑)。そしていつものように客席からダンスパートナーを募る。

  「踊りたい人は遠慮せずに、出ておいで〜。一緒に踊りましょ!」

まずは最前列の男性がこの呼びかけに即応し、メリーとのダンスを存分に堪能。因みにこの方は去年も 一番乗りだった。彼もメリー無しでは、夏を迎えることのできなくなっている人のひとりであろう。 北さんも「こういうライブは難しいことやっても仕方ない。楽しまなきゃソン!」とばかりに、終始ニコニコ顔で 踊るようにベースを弾く。猿渡さんのソロでは、ベースを置いてドラムに駆け寄り「イェ〜、ガンバレ〜」と 大声援を送っていた。こういったステージ上のハプニングが客席を大いに盛上げるのである。

お祭り状態
その後、メリーがお客様を無作為にステージへエスコート。老若男女入り乱れてのダンス合戦は、 明らかに普段のジャズライブには有り得ない光景だ。楽しませるツボをしっかり心得ているミュージシャン、 そしてこの3年間で楽しむ術を十分に教えられた観衆。この両者が最高のボルテージに達した時、まるで 魔法にかかったような何とも言えない「お祭的高揚感」が生まれるのである。
笠松町に提案です
いっそ来年は本物のお祭りにしてしまえばいい。まずはホールの周囲に、屋台を出店。 ここで金魚すくいや、お面、りんご飴、たこ焼きなどを売るのである。もちろんビールもよろしくね! ホール一杯に流れるミュージックは「盆踊り」ではなくアメリカンポピュラースタンダード。 しかも一流ジャズメンの生演奏(あくまでメリー&猿渡4)。 ステージ前にちょっと広めのダンススペースを作って、踊り易くする。 これで完璧!さて、来年は浴衣で行くとしようか。右手にはウチワ、左手にはビール。 うーん日本の夏、笠松の夏・・・。

伊藤さん&メリー
ショーに最適なピアニスト、伊藤さん!
三槻さん
飛び入りダンス、2年連続一番のり!

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