友達の友達は みなトモダチだ!

平賀マリカ+後藤浩二トリオ
平賀マリカ(vo) 後藤浩二(p) 名古路一也(b) 猿渡泰幸(ds)

三槻さんのお身内登場
平賀さんはマーサ三宅門下生で、我らが三槻直子さんとはいわゆる「同じ釜の飯を食った」同門の仲間である。 お互いのHPでは「天才歌姫」「ジャズ界の大親友」などの言葉で紹介し合うほどの仲の良さ。 そんな平賀さん、今日は名古屋に登場し猿渡さん・名古路さんと初共演。もちろん僕も初めてお目にかかる歌姫のひとりだ。 猿渡さんは、先のCD発売記念コンサートの打ち上げでご一緒しており、既に「共宴」は済ませている。 今日のライブで晴れて「共演」が実現するというわけだ。三槻さんの親友ということで、僕の中にも何となく「身内」のような 不思議な親近感が生まれていた。
夏仕様で花火もOK
折りしも今夜は名古屋港花火大会の日で、街には浴衣の女性があふれている。 その夏らしい光景にほだされて、最も浴衣に近いという衣装で登場した平賀さん。 最前列真正面で見ていたが、ちょっと体が引けてしまうくらい妖艶な大人のムード漂わせていた。 ラジオのディスクジョッキーを聴いているような流暢なMCが心地良い。 1−4は、英語でサンバ。軽快なワンノートに一瞬梅雨が明けたような感覚にとらわれる。
ゴスペル バースデー
平賀さんはとにかく歌もMCも上手い。 サラリと歌っているんだけど、ヴォリューム感があるというか厚みがあるというか安心して身をまかせられる声である。 なかでも1−5、1−6などのポップスナンバーはピカイチ! 途中、誕生日を迎えられたというお客様のためにハッピーバースデーがプレゼントされたが、 静かに始まったテーマの後、後藤さんのピアノが次第にゴスペル調になっていった。 これに呼応して平賀さんの歌もゴスペルに(笑)。最後は派手にエンディング。 ハハハッ、平賀さんのシャウトがスターアイズに響く響く。
CD紹介
1−9は僕もお気に入りのバラード。 これには痺れた〜。トリオの演奏も最高で、平賀さんのキレイな歌を最大限にバックアップ。 頭の中にあった「こんな風に歌って欲しい」という予想図と寸分たがわぬ歌唱にもうギブアップ。 1−10は、最新CD『my shining hour』から。 アフロ調にアレンジされていて、暑さ倍増の1曲。もちろん即座にCD購入。 猿渡さんはBAGUに戻ってから、早速サマータイムをチェックする。 オリジナルの田鹿さんのタイコを聴いて、

  「おっ、俺もこんな風に叩いとったよな」

と、CDの感じを出せていたことを確認して、ホッとしていた(笑)。 猿渡さん、実はかなり研究熱心だったりする。

1st set
1.stella by starlight (trio)
2.st. thomas (trio)
3.just in time
4.one note samba
5.close to you
6.my cherie amor
7.happy birthday Tukamoto-san
8.root 66
9.i wish you love
10.summertime
後藤さん
今夜も美味しい歌伴でした
名古路さん&猿渡さん
今夜は岐阜ジン・関ジンで・・・
2rd set
1.i hear a rhapsody (r.conners(as))
2.night in tunisia(r.conners(as))
3.wave
4.day by day
5.ribbon in the sky
6.bluesette
7.in a mellowtone
8.take the A train (an encore)

アルト from 神戸
休憩時間に、猿渡さんのところに外人さんが2人たずねてきた。 1人は前日にヒルトンホテルで共演したサックス奏者である、そしてもう一人がその彼の先生。 この先生は「ランドール・コナーズ(Randall Conners)」という関西では有名なミュージシャンだった。 ということで、2セット目はランディを加えたカルテットで2曲演奏。 こちらへは甲陽音楽学院(神戸)の名古屋校に講師としての仕事で来ていたようである。
冷ませ〜 フーフー
ランディの激しく熱いアルトで火のついたようになっていたスターアイズを冷ますべく、 浴衣風衣装の歌姫マリカさんがボサノバを引っさげて再登場。 涼しい歌声に温度はどんどん下がっていった。その温度差、摂氏にして軽く10℃は超えている(笑)。 小粋な2−4は、後藤さんのピアノとユニゾンで奏でるスキャットが超クール!室内温度は更に2℃ほど下降。
トゥーツの想い出
トゥーツ・シールマンスの2−6はなかなかライブでは取り上げられない曲だが、僕は大好きなナンバー。 本当に久々に聴けて感激だ。かの昔、トゥーツのライブを見に行った時のこと、ラストナンバーだと言って ギターを構えたトゥーツ、予想はしていたがギターで爪弾かれたのはやはりブルーゼット。 ハーモニカ同様、限りなく優しいギターに僕は完全に固まってしまっていた。 ひょっとしたら生演奏で聴くのはそれ以来かもしれない。その時のライブが一気に蘇ってくる。 トゥーツのギターをそのまま歌にしたような平賀さんのやさしいトーンのバックにあの「口笛」が 聴こえるようだった。
三槻さんとの違いは?
平賀さんと三槻さん、それぞれの色を持つこの二人の実力派歌姫、今日は決定的な「違い」が判明した。 それはお酒の趣向である。

 「ほとんどお酒を飲まない平賀さん、ほとんどお酒を切らさない三槻さん」

こう憶えていただくといいだろう(笑)。 良きライバルにして無二の親友。 ジャズボーカリスト乱立のこのご時世、確固たる実力と経験をもって、いつの間にかこの分野を引っ張る立場となっている 二人のベテランは、ますます意気盛んに一歩一歩着実に活動の幅を広げつつある。

平賀さん
歌もお姿もお綺麗でした
Randall Conners
ぶっ飛びアルト!ランディー・コナーズ

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