51ってどんな店?

赤坂由香利トリオ
赤坂由香利(p) 日景修(b) 猿渡泰幸(ds)

謎の店
「YAMADA電器の隣や!」情報はそれだけだった。そりゃ、わかり易いとタカをくくっていざYAMADAへ。 しかしそれらしき店は皆無。とりあえずYAMADAを一周してみたがやはり無い。うーん、困った。 そこで注意深くもう一周してみることに。ハハハッ、あったあった。ふーん、こういう店ね。 ライブハウスを頭に浮かべていたのが敗因だったようだ。これから「51」の場所を聞かれたらこう答えよう。

  「YAMADA電器を2周したところにあるよ!」

って(笑)。

いざ51へ!
店の前では女性店員さんが無表情な顔でニコリともせずにじっと僕のことを睨んでいた。 あまりにも愛想が無い。まだ接客に慣れていないよいうだ。 入り口に一歩足を踏み入れた瞬間、アッ!・・・彼女はマネキンの首だった。 な、なぜ?
なつかしい香り
店内はなんとなくなつかしい雰囲気。学生時代の記憶が蘇る。 みなさん学園祭で、教室をライブハウス、或いはディスコのように模様替えして、サークルの発表会をしたり ダンパ(死語?)を催したりしたことはおありかな?「51」はちょうどそんな手作りの雰囲気を醸し出していた。 いろんな種類のテーブル席、そして4席のカウンター。キャパ30〜40名くらいだろうか。 ちょうど学校の教室くらいの広で2階にもスペースがある。今日はそこが楽屋になっているようだ。
岐阜「51」の正体
まず読み方から。「ゴーイチ」と発音するのが正しい。ではなぜ「ゴジュウイチ」ではだめか200字以内で述べよ(配点30点)。

 <回答>この店は元々焼き肉屋さんだった。やがて焼き肉屋は店をたたみ、その焼き肉屋跡を
     5人の若者が共同で所有することになる。そのまま残っていた上物を前にして、彼らは業者
     の手を一切借りず5人だけで自分達の好みで内装・外装を施していった。こうして誕生した
     のがライブ・バー「51」だ。「5人で力を合わせて作った1つの店」これが「51」の正体である。

因みに、この5人の若者はそれぞれまったく分野の違う職業のスペシャリストである。

  ・左官屋 ・自動車整備 ・防災関係 ・大工 ・道路舗装
そうそうたる顔ぶれである。このうち、左官屋さんが猿渡さんのお弟子さん。そんな縁でこの「51」ライブが実現したというわけだ。
ユカピーの評価やいかに!
客層はいたって若い。普段の常連客のようだ。 そんな中に、わざわざ鈴鹿からいらっしゃったユカピーフリークが1組。そして僕ら岐阜のユカピーファンが1組。 それ以外は恐らくみなさんユカピーは初体験。ジャズのライブ自体始めてといった感じ。 この不思議な空間でのユカピーライブ。まずはインストでスタート。 そしてMCで爆弾発言!

  「私、きらびやかなお店よりも、こういう小汚い店のほうが好きなんです」

言葉とは裏腹にこれが最上の「褒め言葉」だということはその場に店にいた人には正確に伝わっているはず。 それが証拠にユカピーの演奏が抜群にノリノリであった。猿渡さんも弟子の店ということもあり、かなり張り切ってたたいてる。 新婚の日景さんも、お店の学園祭ノリに金沢大ジャズ研時代を想いだしたのではなかろうか。 ふと気付くと、ステージ横にある業務用エアコンの上で一人の女性客がライブを楽しんでいた。 なにもそんなところで見なくても空席は残っているのに。でも楽しんでいるにしては至極無表情。 ひょっとしてジャズはお気に召さなかったかな・・・アッ!彼女はマネキンの首だった。な、なぜ?

ファンクをお願い
予想通りジャズ初体験という集団がいて、ユカピーに「ファンク系の曲はありませんか」とリクエスト。 ユカピーも瞬時に雰囲気を読み、今日はファンク系が多かった。「you never know」や、もちろん「mista」も。 これがかなりウケて、そのお客様はCDも購入!
トイレにご注意
休憩時間にトイレに行って驚いた。キレイなトイレだったのだが、まず目に入ったのはグワッと鋭い牙を剥いた毒蛇の頭の剥製を中心に形どった 飾り物。ブードゥーの儀式に使うようなやつだ。さらに人の視線を感じて天井を見ると、なんと大きな穴があいていて そこからうら若き女性がこちらを覗いているではないか!キャッ!・・・女の子はマネキンの首だった。な、なぜっ?
猿渡さんもごきげん?
猿渡さん、セット終えて一言、

  「久々にやったけど、やっぱユカピーはええなー!ガハハハハッ」

しかし、途中ユカピーに、痛いところをつっこまれた。

  「サワタリさん。夏休の宿題はやってきましたか。歌ってみせて!」

そう、「tears in heaven」を歌えるようにしてくるようにという宿題が2ヶ月前のスターアイズで出されていたのだ。 途端に固まるサワタリさん。「ウジュノーマイ・・・ホニョホニョホニョ・・・」。

  「全然ダメ!」

先生に怒られて、サワタリさんショボーン(笑)。今日も楽しい掛け合いでした。

ラストもファンク
アンコールは「feel like making love」。久々に聴く気がする。イイのりだ。 カウンターはちょうど店の真ん中後方に位置していたため音のバランスもよく存分に楽しめた。 この店を痛く気に入ったユカピー。きっとまた来てくれるだろう。そして毎回新しい「仕掛け」に 仰天させられることになるのだろう。屋根の上の招き猫は気付かなかったな〜(笑)。 髪を振り乱して熱演するアンコールも佳境に入り、ユカピーのソロへ。 キメのところで激しく鍵盤を叩いた瞬間、ユカピーの首がゴロンと床に落ちた。 そのまま客席を転がって僕の足元に・・・ギャッ!ユカピーはマネキンの首だった。な、なぜっ! (そんなアホな!)

猿渡さん&ユカピー
お弟子さんのお店で、激しいソロ!
ユカピー&日景さん
日景さんと濃厚デュオ
ユカピー
ソロもありました

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