BAGU TOPICS 2004年2月14日

BAGUスペシャリストは今・・・

BAGUのスペシャルライブで演奏してくれた数々のミュージシャンたち。「BAGUスペシャリスト」とは彼らに冠せられた称号 です。様々なジャズシーンで活躍されているスペシャリストの皆さんを街のジャズクラブで見かけることもしばしば・・・。 これはそんなジャズメンたちの「目撃談」です。

今日目撃したスペシャリスト : 赤坂由香利(p,vo)
目撃地点          : Jazz inn Lovely(栄)


或る特別な夜の出来事

赤坂由香利
赤坂由香利(p,vo) 古野光昭(b) 関根英雄(ds)

予備知識
このライブメモを正確に読み解くためには、2つの前提知識が必要だ。 何も難しいことではない。ひとつは今日がバレンタインデーであること。 残りのひとつは、僕が生まれたのが40年前の今日であること。押さえておくべきことはただそれだけ。 よって今回は、かなり私的な日記になってしまうことをお許し願いたい。
Rainy and Stormy Afternoon
40代初日は土曜日で会社は休み。 さらに贔屓のジャズメンが東京から来名しており、 彼女のトレードマークである「雨」まで降っている。 これだけ好条件が揃うと、JAZZの神様が30代を真っ当に駆け抜けてきた(つもりの) 自分にくれた御褒美だ・・・と至極勝手な勘違いをしても罪にはなるまい。 雨とともに滅法冷たい嵐が吹き荒れていたことくらいは、大目にみてあげないとバチが当たるというもの。
計画的遅刻
さすがに今宵は一人じゃちと寂しいので、岐阜のジャズ仲間みっちゃんを巻き沿いにすることに。 行きつけの中華料理屋で落ち合って、まずはビールで祝杯。 オーナーのM氏にチョコレートを進呈されたりなんかして、次第にバースデー気分が盛り上がってきた。 とはいえ、いつまでも飲んだくれてるわけにはいかない。 うっかりしてると2セット目に間に合わなくなるし、このレポを読んでいる人の目も 「いつになったらユカピーが出てくるんだよ!」とかなり吊り上がってきているからだ。
トイレ・キーパー
ラブリー到着時は幸いまだ1ステ中。しかし店内は超満席で、コチラへどうぞと言って通された場所は案の定 単なる「床」だった。ジャズ用語でこれを「立ち見」という。二階堂のお湯割りを握り締めて、トイレの前に立たされている 僕らは明らかに邪魔者。しかしこのままトイレ番に甘んじている場合ではない!今日は特別な日なのだから。 1セット目終了と同時に空いた席にまっしぐら〜。この時の勢いをそのまま砂浜に持ち出せたら ビーチフラッグ選手権で日本一になれたかもしれない。ゲットしたフラッグは・・・これが何とピアノの真後ろ。 ユカピーの顔は見えねども、流麗な運指がたっぷり堪能できる通好みのマニアック席だ。 こんなところにもJAZZ神のご加護が・・・。
ビックリくりくり くーりクリ
一息ついたところで、山下さん、しげぞうさん、ふうたさんらお馴染みのメンツにご挨拶。 さらに、客席には何と東京からユカピーを追いかけてきたkuri夫妻が! BBSでは超有名人のお二人だけに少々緊張したが、噂にたがわぬ明るいご夫妻で楽しくお話させて頂いた。 因に、ご夫妻のラブリー初体験の感想は、
    「名古屋のオーディエンスは、気合が入ってる。みんなとっても真剣に聴いている」
というもの。僕としては、当日名古屋行きを思い立ってそのまま車飛ばしてやってくるオーディエンスのほうが 数万倍気合入ってると思うけど・・・(笑)。

フルピー ヒデピー
リクエストの嵐
いろんなライブで頻繁に遭遇する「えー、今日はお誕生日の方がいらしてますので、その方のリクエストでXXXを お届けしますー」というワンシーン。実はちょっとだけそういうリクエストに憧れていたのも事実。 こんな形でチャンスが巡ってこようとは・・・。 カッチリと練って構成されているであろうセットに割り込ませてもらうのは大変恐縮だったが、 ユカピーは快く受けていれた、サスガである。 フタを開けたらこの日はリクエスト日和だったようだ。 中には、同じくバースデーの方も・・・。

    ミタニさん  「お誕生日リク」    from Repertory
    内田先生   「育ての親の貫禄リク」 from 『Blue Prelude』
    クリツマさん 「江戸から大遠征リク」 from 『Rainy Afternoon』
    ワタクシ   「不惑突入リク」    from 『Rainy Afternoon』

不惑突入リクの中身は「how high the moon」。 3人のビッタリ息のあったプレーは、毎度々々、強烈なグルーブ感をもって客席を大揺れに揺らすわけだが、 今宵のそれは、自分のリクエストということもあってか身震いするほど胸にビシバシ響いてきた。 フルピーのベース、ヒデピーのタイコ、ほぼ歌に専念する目の前のユカピー。 もう「ありがとう!」という言葉さえ出てこないほどの舞い上がり様(笑)。 遅ればせながら、Thank You Yukapy!

マイファニー選手権
もちろん、お約束の「my funny valentine」も演じられた。 しかもかなりの芸術作品に仕上がっている。 この夜、全国のクラブで星の数ほど演奏されているであろうこの曲。 テクニカル・メリット(技術点)では、東京のクラブとシビアな勝負となったラブリーの赤坂3。 さー、アーティスティック・インプレッション(芸術点)はどうか・・・。
    6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 凄い!各国審査員全て満点を付けました〜
というわけで、マイファニーバレンタイン選手権は赤坂由香利トリオの総合優勝! とまあ、このくらくい素晴らしいマイファニーだったということでっす。
好スタート
絶好の滑り出しを見せた不惑初日。帰りの電車でチョコを頬張りながらライブの余韻に浸るおっちゃん2名は まわりの客にどう写っただろうか(笑)。 向こう10年もJAZZにまみれた生活になるのだろうか。ちょっと他の物にもまみれてみたいと 思う今日この頃。しかし、超マイペースのB型だけにどんな展開になるかは神のみぞ知るところ。 そうそうユカピー、ヒデピーもB型でしたね。お二人は未来永劫どっぷりJAZZにまみれてください! もちろん、フルピーも。常に応援してますよ。今夜は素敵な歌のプレゼント有難うございました。


ユカピー kuri夫妻

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